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趣味の人生を楽しむサラリーマンの日記

藤田嗣治展 @東京都美術館

フジタ201808-1

5年前に書いた http://buhaina.blog.fc2.com/blog-entry-49.html の通り、僕はそれほど絵画には興味がない。それでも妻に付き合って観に行くのは嫌いではなく、美術館に行くとそれなりに楽しんで観てしまう。静かな美術館で落ち着いて絵を観るという行為じたいが心に安らぎをもたらしてくれているからなのかもしれません。

とまあ、そんな感じなので好きな画家が特別いるわけではなく、ピカソ、モネ、マネ、クリムト、セザンヌ、シャガール、マティスあたりの絵を見て、なんとなくいいなあと思ったりする程度。

ただし、日本人ならではの繊細な感性が滲み出ている藤田嗣治だけは躊躇なく「好き」と言える画家で、そんな藤田の最大級の展示が上野の東京都美術館で開催されているということで2週間ほど前に行ってきました。これまであまり作品が描かれた時期を意識したことがなかったんだけれど、これだけ多くの作品を並べ、概ね時代順に展示されていたこともあって作風の遷移を俯瞰できてなかなか面白い展覧会でした。

藤田という乳白色ばかりが取り上げられるけれど、僕はそこにはそれほどシンパシーを感じているわけではなく、全体が持っている大枠のイメージとしての主張と、部分的に異様に細かい描写が混在しているところなんかに面白みを感じたりします。あと、度々出てくる猫の絵に惹きつけられてしまう。猫が持つ独特の体の丸みとしなやかさ、そのまま動き出してしまいそうな佇まい、猫だけが持ち得る表情がリアルに描かれていて、ああ、猫が好きじゃないとこんな絵は描けないな、と思わせる愛が溢れていて猫好きにはたまらない。

今回は、お土産ショップで販売されていたポスター5種類を買って、白い壁がたくさん余っている引っ越し後の家に飾りました。

フジタ201808-2

たとえポスターでも無機質な部屋が一変してどこか豊かな空間になるところに絵の底力を感じます。

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