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趣味の人生を楽しむサラリーマンの日記

ラ・フォル・ジュルネ 2018

今年も行ってきました、ラ・フォル・ジュルネ。

以前ほど楽しみにしているわけではないものの、それでもゴールデンウィークならではの賑わいに身を置きたくなってついつい参加してしまうこのイベント。

今年は2つの公演を鑑賞。

5/4(金)
【1】
指揮:ラルス・フォークト
演奏:ロイヤル・ノーザン・シンフォニア
演目:
・モーツァルト:オペラ《ドン・ジョヴァンニ》K.527 序曲
・ストラヴィンスキー:弦楽のための協奏曲 ニ調
・モーツァルト:交響曲第38番 ニ長調 K.504「プラハ」

【2】
演奏:アルク・トリオ(依田真宣vl、山本直輝vcl、小澤佳永fp)
演目:
・ショパン:ピアノ三重奏曲 ト短調 op.8
・トゥリーナ:ピアノ三重奏曲第2番 ロ短調 op.76

へえ、ラルス・フォークトって指揮もやっていたのね、という軽い驚きを覚えつつ、名前も知らないオーケストラを聴く。だいたい察しがつく通り、このイベントに出ているオケがずば抜けた演奏ができるというのは考えにくい。それでも、演奏に傷もなく、アンサンブルは良好。快速テンポの「プラハ」第3楽章は木管がやや乱れたりはしていたものの、しなやかな美音の表現(特に「プラハ」の第2楽章)はなかなかのものでエリザベス女王からロイヤルの称号をいただいたというのも頷けるものでした。ほとんど聴く機会がないストラヴィンスキーの協奏曲の独特の響きを楽めたのもなかなか貴重な体験だったと思います。

ただ(少々いやらしい物言いになってしまいますが)、知名度も評価も高いオケを既にだいぶ聴いてきた今となっては、このくらいの演奏では特に感銘を受けたとまでは言えないところ。で、ふと思い出しました。2年前にラ・フォル・ジュルネでオケを聴くのはやめて、普段聴かない室内楽などを聴こうと決めたのでした。でも、昨年は一度も生演奏で聴いたことがないラヴェルのボレロとシベリウスのヴァイオリン協奏曲というプログラムに惹かれて、オケを鑑賞、好きな曲だったせいか結構満足できたので、2年前に決めたことを忘れて、今年はオケの、さほど好きとまでは言えない曲のプログラムを取ってしまったというわけです。

2つ目の室内楽は、なかなか良かった。普段聴かない曲をじっくり味わうという意味でやはり生演奏は良い。室内楽の演奏レベルについてはまだあまりわかっていないということもあり、演奏家のことを知らなくても楽しめます。ショパンのピアノ三重奏は18歳のときに書かれたもので、完成度はほどほど、垢抜けしておらず、ショパンらしい哀愁もそれほど前面に出ていない曲で、それでもじっくり生で聴いてみるとなかなか良い曲じゃありませんか。わかりやすい、スペインのテイストが横溢しているトゥリーナの曲は、馴染みがなくても楽しめるもので、これも面白く聴くことができました。

「題名のない音楽会」で本場フランス、ナントでのラ・フォル・ジュルネの様子を紹介していて、来場者へのラ・フォル・ジュルネの魅力は?との質問に多くの人が「普段聴かない音楽を聴けるから」と答えていました。クラシックが基本のイベントではあるものの、ナントではジャンルに囚われていないプログラムが多数あるようで、こういったプログラムを楽しめるのがこのイベントの本来の面白さなのかなと改めて思いなおすことに。また、普段はクラシックを聴かない人もナントでは少なからず来場しているようで、ジャンルに囚われない「音楽好きな人」の層の厚さがこのイベントを支えているように見えました。

一方、日本ではクラシックが基本のイベントというだけで間口が狭くなってしまっていて、それはクラシックという音楽が生活にどれだけ浸透しているかの違いを、また音楽好きの層の薄さ(以前から書いている通り、日本は音楽が好きな人が少ないこと)を示しているようにも思えます。日本のラ・フォル・ジュルネは気軽にクラシックを楽しむイベントになっていて、それはそれで良いと思うんですが、音楽を幅広く楽しむという志向はあまりないように思えます。

僕もクラシックをカジュアルに楽しむイベントとしてこれまで接してきたわけですが、プログラムを良く眺めてみると、例えばバーバラ・ヘンドリクスのプログラムなんてなかなか面白そうで、来年からはもう少し視野を広げて、クラシックに縛られず、普段聴かない音楽を探ってみようと思います。

ラ・フォル・ジュルネの日の夕食は恒例のVIRONでのディナー。なぜかお決まりの流れになっていますが、いつ来て、何を食べても美味しくて、今回も大満足の1日となりました。このGWも仕事に追われている中、精神の健康を保つためにこういう1日を持てることはありがたいことです。

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