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趣味の人生を楽しむサラリーマンの日記

SONY MDR-1000X から WH-1000XM2 へスイッチ -「良い音」ってなんなんだろう?

WH100XM2_201712

僕の通勤時の音楽環境は、DAPはiPod Touch 6G(2台)、イヤホンはBOSE QC30を1年位ずっと使ってきて先月SONY WI-1000Xを購入したところ。メインはイヤホンを使い、暑くない時期の帰路のみSONY MDR-1000Xヘッドホンを使用。このヘッドホンはオーケストラの音を艶やかに聴かせてくれるところがとても気に入っているんですが、ヘッドホンは髪型が潰れてしまうので帰りにだけ使っているというわけです。それにしても、一度ワイヤレスに慣れてしまうともう有線には戻れません。

イヤホンの方は、http://buhaina.blog.fc2.com/blog-entry-338.htmlで書いた通り、QC30とWI-1000Xで一長一短なところがあってどちらを主力機にするか迷った末にWI-1000Xを使うようになりました。DAP 2台運用だと、いちいちBluetooth設定画面を開かなくても良いQC30の使い勝手は捨てがたいものがあったものの、最終的にはアプリによるイコライザー調整機能で自分好みにできる点が決め手になりました。

音質に拘る人はイコライザーを邪道とする人も少なくない。でも僕にとっては好みの音のバランスで聴くことの方が重要です。確かに、いじりすぎるとデタラメな音になってしまうけれど、少し盛ったり、減らしたりすることで自分の思っているようなバランスが得られて音楽をより楽しく聴けるようになる。DAPにはイコライザーをバイパスする機能があるなんて話は聞いたことないんですが「音が劣化する」と決めつけて好みでもないバランスで聴くストイックさは僕にはありません。

イコライザーはDAP(のミュージックアプリ)で設定できるため、それで満足できるものがあればイヤホンにイコライザー機能が欲しいと思う人はまずいないでしょう。しかし、今のところ操作性(曲の閲覧性)、音質、使いやすいイコライザーをすべて備えていると僕が思えるミュージック・アプリがないため、イヤホンにイコライザー機能があった方が何かと便利。好みのパターンの設定をいくつか用意(カスタマイズ用プリセットが3つあるだけでなく、既定の設定も変更可能)しておけばすぐに呼び出せるところも僕にとっては使いやすいと感じられるポイントです。

こうして、好みの音のバランスで聴けることを重視して主力機になったイヤホンWI-1000X。そして寒くなってきてMDR-1000Xを今年も使い始めると、MDR-1000Xでもついついアプリを開いて音のバランスを調整しようとしてしまう。同じようにイコライザーを扱えないことに、徐々にストレスを感じるようになってしまうようになりました(慣れってコワイ)。で、たった、それだけの理由でWH-1000XM2へスイッチすることにしました。もともとグレーベージュのカラーが好みでなかった(欲しい時にブラックの在庫がなかった)のでこれを機に色を変える、という動機もあるにはあったんですが、アプリでイコライザーを使いたいといだけの理由とあってはこれはもう完全に無駄遣いというものでしょう。MDR-1000Xの音に満足している人は、自分のことを棚に上げて言うと、買い換える理由はないと思います。

MDR-1000XとWH-1000XM2は、ユニットを筆頭に基本構造は同じもので、アプリによる使い勝手(さまざまなエフェクトや付加機能)の違いとバッテリーの持続時間向上が相違点、というのがメーカーの説明のようです。でも聴き比べれば音に違いがあることがすぐにわかります。WH-1000XM2の方がやや低音が厚く、中音域が抑え気味になっているため、僕がMDR-1000Xで気に入っていた艶のある音色が減退してしまっている。でも、これは単に音のバランスの問題で、WH-1000XM2でも、イコライザーで中音を少し持ち上げて低音を少し減らせばほぼ同じ音が得られます。

実は、以前から思っていたことを今回再認識させられたような気が。MDR-1000XとWH-1000XM2は基本的に同じヘッドホンであるにもかかわらず、WH-1000XM2をイコライザー・フラットの状態で聴いたときに「艶のある音色でなくなった」と僕は感じたわけです。イコライザーがフラットな状態のWH-1000XM2とMDR-1000Xがもし店頭に並んでいて試聴したら、僕は迷わずMDR-1000Xをレジに持っていったはず。でも、その違いは単に音域のバランスにすぎなかった。「艶のある音色」は僕の感性に響くものではあるけれど、それは感覚的なもので音のクオリティの良し悪しではなく音のバランスを少し変えれば簡単に実現できてしまうものであったわけです。

ネットの掲示板では、どの製品の音が良いという情報が飛び交い、誰かが良いと絶賛した製品に反論して言い争ったりしていることもよくあります。でも、音の感じ方なんて人それぞれだし、少し音のバランスを変えれるだけで結構変わってしまう。しかも、今やソフトウェアでチョイチョイといじれば簡単に変えることができてしまう。メーカーはカタログに高級素材を使っているとか、なんちゃら回路を搭載したとかやっていますが、そんなことをしなくても音が良いを感じさせるバランスのチューニングをすれば高級(と謳う)DAPなんて簡単に作れてしまうんじゃないかと思えてしまうんです。音のバランスの好みとオーディオ機器が備えた音のクオリティとを明確に切り分けて音を評価できる人は恐らくいないでしょう。もちろんオーディオ機器の基礎的な性能に明らかなに差があれば、好みとは別の世界で評価できるんでしょうが、総体としてDAPの基礎性能はもうだいぶいいところまで来ていると思います。カセットテープのウォークマンからポータブル・プレーヤーを使っている世代としては、今のDAPの音質で十分音楽を楽しく聴けてしまう。そんなわけで、やはりDAPという、専用機を装った、スマホから通信機能を削っただけの機器に淫するのはあまり得策ではないかなあと改めて思った次第です。

それはともかく、WH-1000XM2へのスイッチでイヤホンもヘッドホンも同じインターフェイスで扱えるようになり、快適な通勤音楽ライフを過ごすことができるようになりました。今度こそ、この形でしばらく使い続けることができそう。まあ、以前は同じイヤホンを3年使ったりするのは当たり前で、本来は毎年買い替えたくなるようなものではないんですが、Bluetoothモデルの音質向上とノイズキャンセリング機能の向上がこの1年で目覚ましく、ちょっと踊らされた感じはありますね。より楽しく通勤を過ごせるようになったので、まあ良しとしましょう。

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