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趣味の人生を楽しむサラリーマンの日記

ラ・フォル・ジュルネ 2017

LFJ2017

5/5(金)
【1】
指揮:パスカル・ロフェ
演奏:フランス国立ロワール管弦楽団
演目:
・デュカス 魔法使いの弟子
・サン=サーンス 死の舞踏
・ラヴェル:ボレロ

【2】
指揮:パスカル・ロフェ
演奏:竹澤恭子(ヴァイオリン)、フランス国立ロワール管弦楽団
・シベリウス:悲しきワルツ
・シベリウス:ヴァイオリン協奏曲

今年も行ってきましたラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン。これで6年連続の参戦(と3年連続で同じ書き出し)。これは事実上、僕のクラシック歴+αに該当します。

クラシックにズッポリハマってから5年経ち、(あんまり感じ良くない物言いになってしまいますが)一流のオケを含めて結構な数のコンサートに行っただけに、カジュアルさを売りにするこのイベントは、どうしても行かなきゃ、というものではなくなってきつつあります。

クラシックというと、僕が聴き始める前に持っていたイメージは「自分たちこそが真に音楽という芸術をわかっている」という不遜な態度で、小難しくウンチクを垂れるスノビッシュな態度の愛好家たち。とりわけ、敷居が高い(=これ本当は誤用ですが)と思っている人は多いと思われ、だから気軽に幅広く多くの人に楽しんでもらいたいという意図のこのイベントは、どうしても行かなきゃとまでは思わないとしてもとても好ましく、今後も盛況であってほしいと思っています。

しかしながら、このイベントの最大の難点は、多くの人に聴いてもらおうという主旨が優先されてしまうため、会場がクラシック向けでないところで、特にホールAとB7は避けたいところ。あと、僕は日本のオケはその独特なヌメッとしたサウンドが好きになれないのでこちらも外れる。今年のプログラムで会場とオケ、普段あまり聴いていない室内楽系で、5月5日のプログラムの先行抽選に3つ申し込んだら、本命の室内楽系2つがハズレて【2】が残り、せっかくだからもう1公演くらい観るかと追加したのが【1】。ホールAは回避、と思っていたんですが、5列目というかなり前の席が取れたので、会場の弱点はそう気にならないだろうと選んでみました。

まずは【1】の公演から。5列目はやっぱり近い!譜面をめくる音だけでなく、楽団員が立てる音(譜めくりや足を組み替えたときの音など)もよく聴こえるし、弦楽器はまさに弦が擦れる音まで実感できる。金管木管部隊がまったく見えないけれど、これはこれで臨場感があっていい。ロワール管弦楽団は、決して上手いオケではないと思う。在京メジャーオケの方がむしろ上手いはず。でもその歌い方はやはり海外オケならではだし、音色が明るくてこのフランスものプログラムは熟れた演奏で、楽しく聴くことができました。通常の海外オケのコンサートでは意外と聴く機会がないボレロを聴けたのも収穫。実際に観ながら聴いているとオーケストレーションの巧みさ、面白さもよくわかるし、最後にコントラバスが立ち上がるのもたぶん譜面に指示がある演出なんでしょうね。終演し、通例どおり拍手で呼び出された指揮者が「私のJobはEasyです。みんな優れたMusicisanだから」と言って合図だけ出すと、もう一度「ボレロ」の終盤をオケだけで演奏、指揮者は指揮台を降りてオケだけで演奏するという余興も楽しく、お祭りイベントに相応しい楽しいプログラムで大満足。

【2】は、個人的に一番好きなヴァイオリン協奏曲を生で聴いてみたいという理由でチョイス。【1】と指揮者とオケが一緒なのは単なる偶然で、まったく求められるものが違う曲で聴き比べることができるというのはそれはそれで楽しみにしていたところ。結論から言うと、シベリウスはもうひとつだったかも。もちろん明らかに合わない、良くないというほどではなかったものの、【1】での自然で自発的な、音楽が溢れ出る感じには及ばないといったところでしょうか。ソリストの竹澤恭子は熱演ではあったものの、シベリウスのこの曲に対しては力みと受けれてしまう演奏でもあると感じました。まあ、もちろんこれは僕の感じ方なので、ポジティヴに受け止めた人もいたんじゃないかと思います。

2公演だけでしたが、今年もラ・フォル・ジュルネは楽しめました。毎年同じことを言っていますが、音楽イベントが人で溢れて賑わっているところ、そこに居合わせるのは楽しいもんです。

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