FC2ブログ

Enjoy Life, Enjoy Hobby

趣味の人生を楽しむサラリーマンの日記

ピアノはじめます

僕が無類の音楽好きであることについて、このブログで何度も書いてきました。

そこまで音楽が好きだと、普通は演奏する方にも興味が出てきてもおかしくありません。でも、僕は楽器は一切できないし、やろうと思ったこともない。いや、一度もないは言いすぎました。中学生のとき「弾けるようになったらカッコイイ(平たく言うと女の子にモテる)」と年齢相応に思ってフォークギターを買ってもらったことがあります。ところが・・・

僕の指は女性が羨むほどのスラリとした佇まいで、爪はマニキュアを塗りたくなると言われるほどの美形を誇っています(指輪は確か11号だったような)。

ピアノ-20170408-03

この爪は所謂付け爪のような状態でもあり、どれだけ短く切ったとしても指の腹より爪のほうがだいぶ先端に来ます。小学生のとき、学校の身なり検査(ハンカチ、ちり紙を持っているか、爪は延びていないかとか昔は学校でチェックやってました)で、目一杯爪を切ってあったのに係の女の子に不合格と判定(その子の中ではこんな爪の形を見たことがなかったんでしょう)されたこともあるほどです。この爪でギターのフレットを押さえると、指の腹より先に爪が指板に当たり、弦を完全に押さえることができず、押さえた弦がすべてミュートになってしまいます。どんなに努力をしっかり押さえたとしてもコードひとつ弾けない。練習して行くうちに指の腹が出るようになる、なんて言う人もいましたが、指の形が大きく変わるほどの練習をするほどの根気を持ち合わせていたわけでもなく、そんなわけでギターはあっさりと挫折。これは結構なショックで、高校、大学とバンドブームの時代を過ごしてきたにもかかわらず、もう何か楽器をやろうという気さえしなくなり、そこから今に至ります。

この美しい指(苦笑)は、いろいろ人に器用そうに見られます。しかし、僕は図画工作を大の苦手とするばかりか、狭いスペースでネジを締めなくてはいけないときにネジをよく落っことしたりする(以前、保守エンジニアだったもので)など、指が固く、スムーズに動かないことをよく自覚していて、その都度「見た目だけで超不器用」と否定してました。19年前にロンドン行の飛行機に乗っていたときに隣の席にいらっしゃった「先週ブルーノートで踊っていた」というプロのフラメンコダンサーと雑談していたとき、ギター演奏について話が及ぶと「あなた、(ギターとか)向いてそうな手をしてるわね」と言われ「そうですか?」と手を広げてみせたとき、1秒も見ないうちに「ああ、でも固そうだわ」と見抜かれたことがあります。そのくらい僕の指は固くて、ギターはもちろん、指を機敏に動かす楽器すべてに向いていないことはよくわかっています。

余談:そのプロのフラメンコダンサーというのは友繁晶子さんというその世界ではとても有名な方で、そんなことを知らずにそのときは沢山お喋りをさせていただきました。しゃべっているだけで豊かな感性がありありと伝わってくる、普段の生活では出会うことがないであろう方(=芸術家)だったので、今でも強烈に印象に残っています。名刺貰って、手紙を書いて、返事もいただきました。さすがにもう僕のことは忘れちゃってるでしょうが。

そんなハンデがあるのに加え、ITメーカーの保守サポートという、トラブルが起きたら即激務になりがちな仕事を抱えたままの習い事はキツイに違いない、やるとしたらリタイアしてから老後の楽しみにするのでもいいかな、くらいに思っていて楽器演奏にトライしようとはまったく考えていませんでした。

そんな僕が、なんとピアノを始めることにしました

妻は子供のころに10年間ピアノをやっていて(本人曰くやらされていて)、30代後半になって再開し、僕と結婚する直前まで2年ほど習っていました。結婚前に、妻が通っていた教室の発表会に行き、妻が止めてからもその発表会に2度行ったことがあり、決して上手くなくとも、楽器を演奏する人たちを見てぼんやりと「いいなあ」と憧れていたのは事実です。また、楽器を演奏できるようになると、音楽をより深く理解できるようになるんじゃないか、ということも長い間ずっと思い続けていました。

5ヶ月ほど前にウチの会社に入社してきた、別チームのシニア・マネージャー、Hさんがある日、僕に声をかけてきました。「◯◯さんの写真ってムジークフェラインザール?」。僕はOutlookで表示される自分の顔写真に、楽友協会に行ったときにホール内で撮った写真を使っていたんですが、背景なんてなんだかよくわからないような写真なのにそれを見抜かれましたんです。よくよく話を聞いてみると、アマチュア・オーケストラに所属していて、楽友協会、ベルリンのフィルハーモニー、コンセルトヘボウなどで演奏したことがあると言う。IT業界サポート業務をやっていてオケの団員として活動していることに驚きを禁じえませんでした。

これまで、忙しくなるとたぶんできなくなるから、とか言って自分に言い訳をして着手しなかっただけのこと。やる気があればきっとできる、と考えが変わってきたんです。

今は愛猫の通り道になっている和室にある物体は、独身時代に妻が使っていたKAWAIの電子ピアノで、何も用意しなくてもすぐに始められる環境が実は最初からあったりします。

ピアノ-20170408

そんなある日、妻が「以前習っていた先生に習ってみない?」と唐突に言い始めました。妻は、僕が習うのなら自分も再開するきっかけになると考えていたようです。先生に連絡を取ると、音楽教室の枠は埋まっているけれど個人レッスンでなら教えることができるという返事が返ってくるではありませんか。妻曰く、先生の良し悪しはとても重要で、その先生はとても良いと以前から絶賛していた人です。

機は熟した、とはこのことなのかもしれません。

譜面なんてもちろん読めないし、小学校のときの縦笛すらろくに吹けなかった49歳のおじさんが、音楽が好きだという理由だけでピアノを始めます。当面、隔週で30分の緩やかなスタートで。

夢は大きく、ベートーヴェンのテンペスト第3楽章を弾けるようになること。

さてどうなりますやら。

該当の記事は見つかりませんでした。