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趣味の人生を楽しむサラリーマンの日記

「みんなのKEIBA」に物申す

このブログでは批判的な内容も少なからず(いや多くか?)書いてきている。ただし、批判するときはある本についてだったり、映画についてだったり、あるいは不特定多数が対象だったりで、特定の個人を名指しで批判することは基本的にしていない。阪神の和田監督の振る舞いがリーダーとして相応しくない、資質がないと思うと書いたことが1度あるだけだ。

しかし、今回は我慢ならないので名指しで批判させていただく。

フジテレビの日曜午後3時から放送している「みんなのKEIBA」が年明けからリニューアルされた。メインのキャスター交代とか、番組のコーナーの変更はよくあることで、そのときどきに面白かったりそうでなかったりするのもよくあることなので一喜一憂したりはしない。

しかし、今回はメイン司会に佐野瑞樹アナウンサーが起用されたことに物申したい。

佐野氏はこれまでも実況アナウンサーとして起用されていたこともあり、競馬中継の経験はそれなりに長い。競馬中継にこだわりのある人はアナウンサーにもこだわりを持つ人が少なくないけれど、僕は「上手いな」「下手だな」と思うことはあっても特に誰でも構わないから佐野氏の実況についても「上手くはないかな」程度の思いしかなかった。ただ、ひとつ言えることはアナウンスのときに出てくる情報の質を聴いてるかぎり、この人は競馬が好きではないな、というのはずっと思い続けてきた。アナウンサーもサラリーマン、人事によってやりたくない仕事をやらざるを得ないこともあるだろうからそれも仕方がない。

しかし、メイン司会となるとそうはいかない。これだけ長く競馬に関わっていて競馬を好きになれない人がメイン司会というのは困る。

例えば、今日の中継にあった京都第10レースの紅梅ステークス。レースは1番人気のシンハライトと2番人気のワントゥワンが並んで入線、首の上げ下げでどちらが勝ったのか映像ではわからない際どさだった。そして、スタジオにカメラが切り替わって佐野アナのコメントは「人気サイドの決着でした」。以上。それだけ。順序こそわからないものの、1着と2着が1番人気と2番人気だから安泰な決着だった、ということ以外に何もコメントが思い浮かばなかったらしい。

そもそも、1着と2着が1番人気と2番人気なら順番はどうでもいいや、というのは馬券の話であり、しかも複勝、馬連、3連複に関してのみの話。単勝馬券を買っていた人にはどちらが勝ったかは当然最重要問題、馬単、3連単を買っていた人も同様である。

もっと基本的なことを言うならば、競馬は勝ち(1着)を争うスポーツである。どちらが勝ったのかわからないスリリングな状況にはそれなりのコメントが出てくるのが当たり前のことなのに「人気サイドの決着でした」だけなのは競馬という競技を理解していないからだ。百歩譲って、大目標となるレースが決まっているわけでもない古馬の条件戦ならわかる。しかし、紅梅ステークスは桜花賞を目指す明け3歳馬にとって、本賞金を加算できるかどうか、その後のローテーションに大きく影響するレース。もちろん、同じ世代のスピード自慢の牝馬たちと走るレースで勝ち上がることにも意味がある。だからこそ、歴代の勝ち馬に、リトルオードリー、スティルインラブ、スイープトウショウ、ローブデコルテ、レッドオーヴァルといった後のG1ホースの名前がズラリと並んでいるのだ。

これらは特別入れ込んだマニアしか知らない話ではない。ある程度、競馬を続けている人なら常識であり、競馬中継のメイン司会者なら知っていて当然のことだ。今回は、ひとつのエピソードだけ採り上げているけれど、佐野アナのコメントは競馬を知っていればそうはならないだろうということが他にもよくある。競馬が好きな人なら、その軽率なコメントから競馬を好きでないことを簡単に見抜くことができてしまう。

何も佐野瑞樹アナに個人的な恨みをぶつけたいわけではない。適性のない人に担当させるフジテレビの人事がおかしい。競馬中継のメイン司会はそう簡単にできる人はいないのかもしれないけれど、だからと言って競馬を好きでもない人、好きになろうと言う熱意がない人にやらせるのは勘弁していただきたい。凋落一途のフジテレビなら、知識や実力がなくても熱心にやろうという若い人にやらせてみるなどのチャレンジも必要ではないだろうか。

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