FC2ブログ

Enjoy Life, Enjoy Hobby

趣味の人生を楽しむサラリーマンの日記

McIntosh MA6900 電球交換に挑む

Mac201601-1

はじめにお断りしておくと、僕は極度に手先が不器用。かつてある著名なフラメンコ・ダンサーに手を見せたときにたったの1秒で「硬そうだわ」と見抜かれたほどの筋金入りに手先が硬く、指を細やかに動かすことができない。そして苦手なものにたいしてはかなり面倒くさいと思ってやる気がしないという性格でもあります(ま、これは当たり前かも)。昔、ユーノス・ロードスターに乗っていた時、周りの仲間たちが足回りやブレーキパッドを自分で交換しているのを横目に、全部ショップにお任せしていたのはそういう作業に向いていないと自分でわかっていたから。

本題に入りましょう。

拙宅のMcIntosh MA6900は、およそ7年前の2009年2月に中古で購入したもの。当時の販売現役モデルはMA7000でとても新品で買えるお値段ではなかったのと、古いマッキンの方がより旧来のアナログ的なサウンドを得られるだろうという推測から旧モデルの中古を選んだというわけです。中古ゆえにいつ生産されたものか、どのくらい使われたものなのかは当然わからず、そうこうしているうちに2年位前からブルーメーターの電球が少しずつ暗くなっていきました。少しずつ、というのはどういうことかと言うと、ひとつのパワーメーターにつき3個の麦球が使われており、ひとつずつ切れていったということ。自分で交換できないものかと調べてみると、麦球を交換するには基板へのハンダ付けが必要だということが判明。こうなると手先が不器用な僕にはハードルが高いので、そのうち修理に出そうかと思いながらやり過ごしていたのでした。

しかし、ついに右側のメーターの麦球1個のみを残すのみ(それが1番上の写真)となり、電源を入れてもずいぶんと寂しいことになってしまっていたのでついにメンテの時期が来たのだと諦めの境地に至りました。自分でハンダ付けを綺麗にやる自信がないから本当は修理に出したい。しかしながら、33.8キロもあるあの巨体を箱に詰めて配送することを考えるとそれも億劫になる。しょうがない、こうなったら自分でやるしかない。やってやろうじゃないか。

というわけでトライしてみました。実はハンダ付け以外はそう難しくはありません。やり方は http://machide.blog98.fc2.com/blog-entry-120.html で紹介されているので、これを見れば手順はわかる。それにしてもこういう情報は助かります。おかげで自分でやる気になって実際になんとかできてしまいましたから。麦球はこのブログに記載されているNKKスイッチズのLB用白熱球 12V【AT-607-12V】 (http://www.marutsu.co.jp/pc/i/14427/)を購入。純正は100mA 14Vのようですが、実績があるのは何かと安心できます(線の間隔とかね)。ハンダ付けに自信がない人はミスをして壊してしまったときに備えて少し多めに買っておくのも良いかもしれません。

以下がその交換手順です。

[1] 前面のツマミをすべて引き抜く(引っ張るだけ)。

[2] フロントパネルに直付けされている上面前部のカバーを外す(ネジ上面2個と側面2個)。
※写真ではクリーニングのために上面パネルを外していますがここは外さなくても良い
Mac201601-2
ちなみにこれは横から見た写真です。

[3] アンプをひっくり返して底面のパネルを外す(フロントパネル共締め3個含むネジ14個)。
Mac201601-3

[4] フロントパネルとシャーシを固定している奥まった位置にあるネジ左右2個ずつを外す。
※ [3]の写真の赤四角部分(拡大表示で見えます)
(パネル上下に合わせて7個の平ネジがあるがこれを外すとパネル表面だけが外れるので注意)

[5] 底面のコネクター3個を引き抜きフロントパネルを外す。
※ [3]の写真の赤丸部分(拡大表示で見えます)

[6] メーターパネルのナットを外して、麦球の基板を外す。
(あのブルーの正体がセロファンだと知ると少々興ざめしますね)
Mac201601-4

[7] ハンダごてを使って古い麦球を外し、新しい麦球を取り付ける。
Mac201601-5

[8] 逆の手順ですべてを戻す。

これで終了。配線を外すところから中のクリーニングもやって音が出る状態に戻るまで、のんびりやって3時間半で終わりました。

ハンダごてを使って外す、取り付けるなんて25年ぶりくらいにやったので予想通りに苦戦、ここでかなりの時間を要しました。解体して麦球の基板を取り出すところまでは、フラットケーブルの取り外しと挿入を慎重にやることさえ気をつければそれほど難しくありません。ハンダを溶かして外し、取り付ける(新たにハンダを盛らなくてもできる)のはハンダ付けの経験がある方が望ましいと思いますが、なんなら他のもので練習してから臨むという手もあります。でも、自分でやり遂げればこの巨大重量物を箱詰めしたり発送したりしなくて済むし、2~3万すると言われている修理代が1,500円(麦球の送料込み)程度で済むとなればやる価値はあるでしょう。

お手本としたブログにはソケットタイプの麦球についても書かれていたものの、なんのことだかわからず、しかし実際にアンプを開けてみたらわかりました。ブルーメーター以外のイルミネーション用に全部で8個も別の麦球を使っていて拙宅のMA6900もそのうちの3個が切れていました。仕方ないので改めてパイロ電子のワイヤー透明麦球 12V【T-3WT12V】を注文(http://www.marutsu.co.jp/pc/i/5601/)。こちらも送料合わせて1500円程度。メーターパネルの電球を交換するためにアンプを開けるつもりならついでにこちらもすべて交換してしまった方がいいでしょう。合わせて麦球を購入すれば送料も1回分で済みますからね。

麦球のソケットはドライバーで左にカチッと回すと簡単に取り出せます。こちらはハンダ付けではなくソケットに配線を取り回せば良いだけなので難しくありません。外すとこんな感じです(右側は交換後の麦球)。
Mac201601-6

写真の通り、交換したのは最初に付いていたものより小さいサイズの麦球で見た目がやや寂しいんですが、これが後に功を奏すことに。というのは拙宅のMA6900はソケットのひとつ、正面から見て左から2番めのものが回路素子が邪魔してい簡単には取り外せませんでした。このわずかな出っ張りのせいで手前に真っ直ぐソケットを引き出せないのです。
Mac201601-7

上記手順 [4] でパネルのみを取り外さないように注意書きを加えていたものの、仕方なくパネルのみを外して正面から押し出してなんとかこのソケットを取り出します。当然取り付けるときもこの素子が邪魔ですが、小さい麦球になったことでさほど苦労せずに収まってくれた、というのが功を奏したと言った理由です。

こうして蘇ったMA6900、電源をONにすると以前のゴージャスな輝きが復活しました。でもちょっと暗くなったような。メーターの方はともかくイルミネーションの方が(ロゴのあたりとか)。元の麦球の仕様と違うせいかもしれません。そもそも元の仕様がわかりませんけれど。
Mac201601-8

ぶっちゃけ音質とは何の関係もないんですが、McIntoshといえばこの華やかさはやはり欠かせません。イルミネーションが復活すると外見すべてが新しくなったように見えるから不思議。本来の華やかさを取り戻したMcIntoshで気分良く音楽を聴いていこうと思います。

該当の記事は見つかりませんでした。