FC2ブログ

Enjoy Life, Enjoy Hobby

趣味の人生を楽しむサラリーマンの日記

「教授のおかしな妄想殺人」(ネタバレあり)

教授のおかしな妄想卒人201706

これまた、純度100%のウディ・アレン作品。

アタマの良い、しかし心が弱りきっている哲学者にホアキン・フェニックス。

人が良くて正直なボーイ・フレンドがいながら、どこか屈折して悩みを抱える変わった男に惹かれてしまう女子大生にエマ・ストーン。

映画掲示板を見ると、作品そのものや人物の評価が結構バラバラなようで、ウディ・アレンらしくないという声も。

いやいや、そんなことはないでしょう。インテリを「実は口ばっかりで心が弱くて大したことがない人」として描くところはウディ・アレンの真骨頂じゃないですか。その「口ばっかり」のところを、「いや、そうじゃない」というのが今回の主人公エイブ教授で、その行動力はかなり素朴であり、屈折した形で出ていて突拍子もないところもさすがウディ・アレン的。

あと、僕はエマ・ストーンのキャラや独特の個性は認めつつ、女の子としてはそれほど魅力を感じていないんだけれど、今回はさすがにやられました。可愛らしい衣装も手伝って、演じるジルがとてもチャーミングな女子になってます。そんな女子が、ついついエイブ教授に惹かれてしまう悲しさ、おかしさがまたウディ・アレン的。そうそう、エイブ教授の腹がだいぶ出ているのはホアキンの役作り、演出ですよ。身を持ち崩した男としての。で、そんな男でも、どこか翳りを持ち、心に闇を抱えた知性豊かな男と見えて惹かれてしまうジル純真さを表しているわけです。

ジルは、若く正直で純真でまともな女の子。一方で、もっと大人なもう一人の女性、リタは人生経験なりに擦れていて、若い頃の人としての正直さ、歳を重ねてだんだん悪いことにも寛容になって行く対比もうまく描いています。

悪意を持っている人が出てこないにもかかわらず起こってしまう悲劇というのもいかにもウディ・アレン的。声を出して笑えるシーンがなく、ストーリーも地味めなのでダメな人にはダメな映画かもしれませんが、本当は恐ろしい話なのに、妙に軽快なエイト・ビート・ジャズがずっと流れていて、どこか小馬鹿にしたところも含めて、純度100%のウディ・アレン映画でした。

ジャガーXE 不定期レポート

Jaguar 201706

(似ていると揶揄されるマツダ・アテンザと並んで)

納車1年のときの記事で「評価は75点」と書いたジャガーXE。

必ずしも大満足とまでは言えないというその心境に今も変化はありませんが、ようやく最近になって「自分のクルマになったかなあ」と思い始めています。「自分のクルマになったかなあ」というのは、何も考えなくても無意識であらゆる操作ができるようになったということ。駐車時の感覚とか、エアコン、ワイパーの操作などのこともそうだし、どのくらいの下り坂で前車との車間距離がどの程度のときにどのタイミングで何段シフトダウンすればちょうど良いエンジン・ブレーキが得られるのか、のようなことを含むすべてのクルマの扱いについての話です。まあ、限界走行時の挙動は試していないのでわかりませんが自分の手足のようにクルマを操作できると愛着が増すもので、もともと惚れ込んでいたデザインと佇まい、乗り心地としっかりした足回りと相まって、良き伴侶という思いが強まってきています。あとこのクルマは、ベンツやBMWと比べると、見た目も存在もドヤ感がないので肩の力を抜いて付き合える緩さがあるところも心地良く感じるところです。

ある時期から燃費を気にせず、加速が欲しいときはアクセルをガンガン踏んでしまうスタイルに変えるようになったことは納車1年レポートに書いた通りで、そうするようになってからATのキックダウンがちょっと遅いかなと気になるようになってきました。例えば車線変更や合流で一気にアクセルを踏み込んで加速したい場合、キックダウンまでの待ち時間が少し長く、待たされる感がある。同じATを搭載するBMWは反応が早いという評判もあり、ジャガーXEはそれほど俊敏な設定になっていないのかもしれません。あまりキックダウンの反応を敏感にしすぎると穏やかに走りたい人には落ち着きがないと言われる可能性もありそうなので、クルマの性格、方向性がそういうものであると受け入れるしかなさそう。パドルを上手く使いこなす方法を模索してみようかなと思います。

そういった普段づきあいの平常さをあえて記事にしようとはあまり思わないので、いきおい、不具合報告が目立ちつつあるこのブログ(冷汗)。

以前、アイドリングストップが機能しないことを書きました。そのときは、アイドリングストップをすると判定する条件(なんらかの閾値の引き下げ)の設定を変更して一旦解決したんですが、2週間も過ぎるとまた元通りに。まあ、不便な思いをするわけでもないので放っておいたんですが、まだ次回点検まで半年以上あるので一度見てもらうことにしました。

対応としてはソフトウェアの入れ替えをもう一度実施。バージョンアップではなく、あくまでも入れ替えで、しかし初期化ではないとのこと。なんだかよくわかりませんが、またアイドリング・ストップがときどき機能するようになりました。ときどきというのは本当に「たまーに」です。最初の1年は高い頻度で働いていたものがどうしてときどきしか働かなくなったのかがよくわかりません。僕はもともとそんなに長距離ツーリングを頻繁にしないし、週末しか乗れないから、ツーリング頻度が下がるとガクッと距離が伸びなくなります。レーダー探知機が検知しているバッテリーの電圧が、納車から1年くらいは14.7V程度だったものが、最近は14.2V程度に下がっていて、そのあたりが原因なのかもしれませんが、かなりバッテリーに余力がないと機能しないのかもしれません。思い出したようにときどき稼動する程度だったら、毎日乗るわけでもない僕にとってはなくてもいい機能かなあとも思います。アイドリング・ストップ機能を有しているということは、その分大型(=高価)のバッテリーを積んでいるはずなのでチグハグな感は否めません。

もうひとつはカーナビの操作ができなくなることが短期間に2度あったこと。インフォテイメント・システムは稼動しているものの、ナビのメニューにタッチ、あるいはナビのボタンを押してもカーナビゲーションの画面にならない(それ以外の操作は問題なし)。1度はエンジンを停止して再始動で復活、もう1度はそれでは直らず、エンジン停止してアクセサリーオフにしてからの再始動で復活。それ以降とりあえず再発していません。ちなみに、アクセサリーオフと簡単に言いましたが、トラディショナルなクルマのようにキーを回してオフのポジションにするという行為がなく、キーを持ったまま車内にいてもオフにならないので、エンジンを切って車外に出てドアロックするしか方法がありません。一旦走行しはじめてから気づいた場合、おいそれとはリカバリーできないので発車する前にナビを呼び出せるか確認することを習慣にしなくてはならなくなりました。

こちらは新しいバージョンのソフトウェアに入れ替えたとのこと。その後2ヶ月で一応問題は発生していません。

正直なところ、これまで乗っていたアルファロメオは不具合でディーラーに持ち込むことがまったくなかったので、英国車はこんなものかという思いはあります。ただ、問題が出ているのはインフォテイメント・システムやアイドリング・ストップという、最近のクルマで標準になってきている電装系のところ。僕が乗っていたアルファロメオにはそもそもそんなものはなかった(ミラーすら電動で収納できなかった)ので、これを以って英国車の方が信頼性が低いと言ってしまうのは拙速な判断ではありますが、ディーラーが近くにあるわけではないので小さいトラブルでもできれば起きてほしくないところです。他の項目でも書きましたが、例えば旅先で発生したとしてリカバリーできなかったり困ったりするレベルでない小さなトラブルならまあいいか、というのが僕の感覚ですが、細かいことが気になる、いやトラブルがあることじたいが許せない日本人にはやはり外国車は強くお勧めできないですね。

ピアノレッスン 第6回

ピアノレッスンを始めてからおよそ3ヶ月。レッスン、2週間の自己練習、レッスンという流れ、良い意味でのルーチンワークに慣れてきて第6回目のレッスンを迎えました。

チェルニー op.777 第4番。左手の単音和音が止まることなく流れるように進むこの曲。コードの変わり目で左手の動きに気を取られ、右手のレガートが疎かになるとことが前回に見えていた課題。練習はしたものの、レッスンのときにはやはり一部で疎かになってしまいます。もちろん、前回よりはうまくできるようになったものの、同じフレーズのところでも2回めだけ疎かになるなど、まだ安定感が今一歩。ここは今回のレッスンでも指摘を受けて、なんとかそれなりに弾けるようになり、この曲は終了の判定。左手の指じたいは「よく動いてますよ」とお褒めの言葉をいただいています。

チェルニー op.777 第5番。こちらも左手単音和音が連なる曲で違いは8分の6拍子、3拍はドミソのように上昇する形。楽譜の解説ではこちらの方が4番より簡単と書かれているんですが、どういうわけか僕にとってはこちらの方が難しい。3拍の弾き方に問題ありの指摘が入ります。ドミソのうち、ドの指離れが遅くソの指離れが早いので、本当はずっと音が連ならなくてはならにところ、3拍ずつクッキリと分かれるような音になってしまっている。ここはゆっくりとテンポを落として、うまく流れるように練習して少しマシになり、引き続き練習しましょうということにして先に進めます。この曲は後半に展開が変わってとてもチャーミングで弾いてみても面白んですが、ここでも音をつなげるところ、切るところの注意点を教えてもらい、次のレッスンまでに完成度を上げることが宿題となりました。

ベートーヴェンのトルコ行進曲は、前回から6小節進めただけなのでこれまでやってきた部分の精度を上げるところが中心です。特に装飾音符が2つ付く3連音が、せかせかして雑になることころについてがメインで、装飾音符を含めた3連符の1拍目と左手を同期させようとしているからであることを教えていただく。確かに、譜面をよく読むと左手と同期させるのは3拍目。合わせるところが違っているせいで、時間的余裕がなくなってそのように雑になってしまっているのだとわかりました。あと、8分音符を12回規則正しく弾くところで徐々にスピードが早くなってしまっているところも指摘を受けました。

実は、このレッスンまでの2週間は、譜面通りの音の鍵盤を押さえることは割りと早い段階で概ねできるようになっていました。だから、「概ね」を「確実」にするために練習をしていたんです。でも、自分で弾いていてどこか違和感がある。譜面通りに正しい鍵盤を押すことができていても、曲を弾けている感じがしなくて、「ほら、こんなに弾けるようになったでしょ」と先生を感心させられる演奏になっているように思えない。曲のメロディをなぞることができているのに、音楽として熟れた感じがしないんです。今回のレッスンで指摘を受けたところがまさにその原因でした。音をつなげるところ、切るところ、規則正しいテンポで弾くところがしっかりできていないと、稚拙でたどたどしい音楽になってしまう。そして自分で練習しているだけだとそれに気づくことができません。

独学で練習するという方もいらっしゃるらしいんですが、少なくとも初心者にそれは絶対無理であることを今回は痛感しました。やはり自分で練習しているだけだと、譜面通りキッチリ表現することができてないポイントがどこかにあり、自分で気づくことができないんです。譜面に明らかに書かれていることでも、音程通りに鍵盤を押さえることに気を取られ、なんとなく自己流の弾き方で不十分な弾き方をしてしまっているところがある。ピアノ歴が長い妻でさえ、そういうところがあって、自分の演奏を客観的に見て良くないところを直すというのはアマチュアにとって非常に難しいということがよ~くわかりました。

ピアノを始めた当初は、音を外さずに、間違えずに弾くことにどうしても注意力の大半が注がれてしまいます。もちろん、それは大切なことなんですが、それだけでは曲としての完成度は上がらないし、曲を弾けたことにはならないということです。

ピアノ演奏が難しいものであることは始める前からもちろん予想はしていたんですが、やはりピアノ(というか楽器)を弾くというのはとても難しいものだということが実感としてよくわかってきました。いやあ、予想を遥かに超える奥深さです。でも、そうだからこそ面白いんだと思います。

今回までのレッスンの教訓
●譜面のスラー(レガートで弾く)の指示をもっと意識するべし
●テンポを自分の気分や弾きやすさで変えてしまわないように注意すべし
●どんなに練習しても不十分なところに気づくことは難しく、気づけるようになるにも訓練が必要

ネットワーク・プレーヤー WXC-50 使用2ヶ月を迎えて

WXC50 201706

(こんな狭いところに収まってくれるありがたいWXC-50)

DLNAをベースとするネットワーク・プレーヤー、YAMAHA WXC-50を使い初めて約2ヶ月が経過しました。前回記事から所感をアップデートします。

結局、DLNAサーバー(QNAP NASで稼動)はMinimServer、コントロール・アプリはLUMIN Appで落ち着きました。というか、自分で情報を収集した限り、拙宅の環境で僕の用途だとこれしか選択の余地がなかったというのが正直なところ。サーバーアプリについては、Asset uPnPは同一アルバム名だと別アーティストでも混同してしまう(PC版は違うのかも)問題があること、コントロール・アプリについては、純正のMusicCastはとても使いづらいし、LINN Kinskyももうひとつであることは前回(http://buhaina.blog.fc2.com/blog-entry-295.html)書いた通りです。

ネットワーク・プレーヤーの使い勝手に厳しい要求をするのはクラシックのライブラリー利用時である、という意見は探してみるとネット上でもいくつか出てきます。そもそもクラシックの聴き手は少ないし、ネットワーク・プレーヤーのユーザーも絶対的には少ないことを考えると、この「いくつか」は決して少数派の意見ではないように思えるのです。

ポピュラーやジャズを聴くときは、「どのアルバムを聴こうか」というだけで済む。ライブラリーが多い人だと「どのアルバムを聴こうか」の前に、「どのアーティスト」にしようかだけをまずは決めて、アルバム一覧から「どれにしようかな」と検討する、ということはあるでしょう。更に大量のライブラリを抱えている人だと「とりあえずジャズを聴こうか」などとジャンルから探してアーティストを選んでと考えながら絞って行くこともあるでしょうが、いずれにしても曲探しのバリエーションはそれほど多様ではありません。

ところが、クラシックの場合は人によって探し方が異なります。また、同じ人でもそのときの気分で違ってくる。例えば、今日はカラヤンのゴージャスな演奏を聴きたいと思うときがあれば、今日はコンセルトヘボウの美音に浸りたいと考えることもある。協奏曲ならば指揮者でもオケでもなく、今日はヒラリー・ハーンの何かを聴きたい、とソリストを中心に考えるのが普通です。一方、こうした演奏者の観点だけでなく、今日はベートーヴェンの何かを聴きたいと作曲者を起点に選ぶことも多々あります。

指揮者、オーケストラ、ソリストから考える場合には、アーティスト名からの検索になるわけですが、もっとも情報が多くなる協奏曲の場合、CDDBを見ている限りでは、

Anne-Sophie Mutter; Herbert Von Karajan: Berlin Phiharmonic Orchestra

というネーミング・ルールになるのが一般的なようす。同じアーティスト名で情報が登録されていても各ミュージック・サーバーによってそれぞれアーティスト名の表示の仕方が異なるので、上記アーティスト名の場合でいくつかの例を挙げて違いを紹介します。

[LMSの場合]
「Anne-Sophie Mutter」そして 「Herbert Von Karajan: Berlin Phiharmonic Orchestra」の2つがそれぞれアーティストにリストされます。つまり、;(セミコロン)でアーティスト名を分割して、それぞれのアーティスト名が登録される扱いです。

Anne-Sophie Mutterを選ぶと、カラヤン指揮ベルリン・フィルとの協奏曲に加えて、別指揮者、別オーケストラ、更に室内楽のアルバムがリストされ、例えばムターでベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を聴こうと思った場合、カラヤン&ベルリン・フィルだけでなく、マズア指揮ニューヨーク・フィルのアルバムもそこにリストされ、どちらで聴こうかなとここで選ぶことができます。

一方で、Herbert Von Karajan: Berlin Phiharmonic Orchestra を選ぶとムターとの協奏曲はもちろん、他のソリストとの協奏曲、交響曲などカラヤン&ベルリン・フィルのアルバムがズラッとリストされます。この仕組みを利用すると、例えばカラヤン指揮ベルリン・フィルでチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を聴きたいと思った場合に、Herbert Von Karajan: Berlin Phiharmonic Orchestra から探せば、ワイセンベルクにしようかキーシンにしようかとソリストを選ぶこともできるわけです。

[Asset uPnPの場合]
Anne-Sophie Mutter のみがアーティスト名にリストされる方式です。つまりLMSの ;(セミコロン)の前のみが表示されます。協奏曲を聴きたいときには通常、ソリストから選ぶものなので不便はないと思いますが、こんな選び方もできるんだ、という感動は特になし。例のメニュー・カスタマイズで他の方法が採れるかもしれませんが、前述の通り、同じアルバム名の別アーティストを混同する問題があるため、踏み込んで調べていません。

[MinimServerの場合]
;(セミコロン)で区切ってあってもひとつのアーティスト名として扱われます。よって
Anne-Sophie Mutter; Herbert Von Karajan: Berlin Phiharmonic Orchestra
Anne-Sophie Mutter; Herbert Von Karajan: Vienna Phiharmonic Orchestra
が別アーティストとしてそれぞれリストされます。シンプルとは言えるでしょうが、ただそれだけといった感じ。ところがメニューに「Conductor」「Orchestra」「Composer」という項目があり、指揮者、オーケストラ、作曲家からもアルバムを選ぶことができるのがこのDLNAサーバーの特長。これらの項目はトップメニューからだけでなく、ジャンル、アーティストの階層にも存在するため、そこから指揮者、オーケストラ、作曲家で絞り込むことが可能になります。

ただし、「Conductor」「Orchestra」の項目は、僕が標準でライブラリー管理をしているiTunesのタグ項目にはないため、別ソフトが必要です。僕はfoobar2000を利用してタグを入力しました(foober2000も標準ではタグ項目にないので自分で追加する)。クラシックのCDだけで1500枚以上はあるであろう僕にとっては、結構な重労働(合計で20時間くらいは費やしたか?)になりましたが、出来上がれば選び方のバリエーションが増え、ネットワーク・プレーヤーならではのフレキシビリティが生きる使い方になるので、これをやらない手はないでしょう。

前回の記事で「WXC-50+DLNAサーバー+アプリでできて、SqueezeBox+LMS+iPeng にできないことがない」と書きました。しかし、タグ情報をきっちり入力するという前提をクリアすれば「Conductor」「Orchestra」「Composer」をいろいろなメニューで選べるようなるのは、SqueezeBoxにはできない芸当です。こうなってくるとWXC-50にもアドバンテージが出てきます。あと、これは前回も触れましたが、非力なQNAP NASでMinimServerを稼動させて、曲をあれこれブラウズしていて待たされることがほとんどないところも大きなアドバンテージです。

というわけでネットワーク・プレーヤーとしてのWXC-50に触れてきましたが、実際には付加機能の部分で使い勝手が良いなあ、と実感しているところがあります。

これまで、拙宅の平日日中は、妻(在宅仕事)がApple MusicをAirMac Expressを介してリビングのオーディオで聴いており、僕が帰宅するとSqueezeBox Touchに切り替えて音楽を聴くスタイルでした。節電意識が高い(または「せこい」)ため、常時通電状態となるAirMac ExpressとSqueezeBox Touch(電源オフ操作はあるが液晶が消えているだけで稼動している)の未使用時は電源タップのスイッチでいちいちオフにして、利用時にオンにするということをマメにやっています。つまり、僕が帰宅するとこの電源タップのオンとオフ操作が必ず入るわけです。

WXC-50でSpotifyを利用するようになると、妻がWXC-50でSporifyを聴いていて、帰宅するとiPadから僕が操作してNASのライブラリを選べばそのままこの切り替わりが完了してしまう。これが地味に便利。更に言うと、Apple Musicはファミリー契約で月に1,480円、Spotifyは妻のPCでも僕のIDで利用することに支障がない(ただし、同一IDでの複数端末同時利用はできない)ので980円で済むのもメリット。Apple Musicは当初こそプレイリストが面白いかなと思ったんですが、マンネリ化して飽きてしまったのでSpotifyへの切り替えに躊躇いもありませんでした。妻もSpotifyを実際に使ってみて不満を特に感じていないようなので、こちらも切り替えに問題なし。話が逸れますが、この「どっちでもいいや」状態はサブスクリプション式ストリーミングサービスの差別化の難しさを物語っているように思います。

プレーヤーとしてのWXC-50の基本的な操作性として、リモコンの反応が悪く、トラックのスキップと戻しがスムーズにできないのは残念。アプリをいちいち開かなくても基本操作ができるというリモコンのメリットはほとんどなく、使えるのは電源のオン/オフくらい。

総合的な使い勝手では、今でも「Squeezebox Touch+LMS+iPeng」の方が使いやすいと思いますが「WXC-50+MinimServer+LUMIN App」も十分に使えるレベルと思えるようになってきました。ディスコンになったSqueezeboxの代用品に成り得る環境を用意しておきたい、というのがWXC-50の購入の動機だったので、目的は達成できたんじゃないかと思いつつあります。

ジェフ・バラード・トリオ @コットンクラブ 2017

JeffBallard 201706

2017年6月9日(金)コットンクラブ、ジェフ・バラード・トリオの2ndセット。

ジャズを聴き始めたばかりの2003年、まだ味の素スタジアムの屋外フェスとして開催していた東京ジャズに行っていた。当時はまだまだミュージシャンの名前にも疎く、初めて知るジョシュア・レッドマンの熱いパフォーマンスに感銘を受けたことを今でもよく覚えている。一時期エレクトリック路線に走っていたジョシュアがエラスティック・バンドを名乗って活動していたころのこと。ジョシュアのパフォーマンスも然ることながら、サム・ヤエルのレトロなキーボードと、手数が多くビジーなビートを絶え間なく刻み続けていたドラマーに圧倒されたものだった。

そのときのドラマーがジェフ・バラード。前年の初回東京ジャズ2002で観たテリ・リン・キャリントンと合わせ「ジャズの世界にはすんごいドラマーがわんさかいるもんだなあ」と思い知らされる強烈な経験だったと思う。

それ以降、ジェフ・バラードとは結構縁があります。

2005年、ブルーノートのジョシュア・レッドマンのグループで再会。2006年のブラッド・メルドー・トリオ、東京オペラシティでのライヴでは客席から感嘆のため息が漏れるほどの凄まじいプレイを聴かせていて、ここでも完全にノックアウトさせられた。

2007年にNYでジャズ・クラブはしご旅行をしたときにヴィレッジ・ヴァンガードに出演していたGuillermo Klein Y Los Guachosという大編成のグループで、後ろに隠れて姿が見えないドラマーが巧いなあと思って観ていたら、最後のメンバー紹介でジェフ・バラードであることが判明するなんてことも。

2012年、サントリーホールでのブラッド・メルドー・トリオのときは、メルドーが意図的に抽象的でスローな曲を中心にしていたため、ジェフ・バラードを楽しむという点でこのときは消化不良となっていた。

ジェフ・バラードの特徴は手数の多さとスピーティーでキレが良く、細かいリズムによる小刻みなグルーヴ感というところでしょう。このレベルのドラマーなら当然かもしれないけれど、オカズのバリエーションなど、引き出しの多さもかなりのもの。ジョシュア・レッドマンの「Momentum」に収録されている"Sweet Nasty"なんてジェフの真骨頂と言えるプレイが聴ける。個人的にはロックも含めて、現役のドラマーとしてはもっとも素晴らしいドラマーだと思っているほど僕のジェフ・バラードの評価は高い。

ドラマーというのは、当然仕事はリズムをキープすることであり、ドラマーに留まらず音楽家として活動している人、音楽的に目立った成果を残している人は少ない。ジェフも生粋のドラマーとしての生き方で十分素晴らしいんだけれども、音楽家としてどうこう言うタイプではないと思う。ところが、コットンクラブのメルマガででライヴがあることと合わせて3年前にソロ・アルバムを出していてことを知って少々びっくり。これが、ギターとテナー・サックスという変則トリオで、隙間だらけの編成にすることでジェフのドラミングを際立たえようという狙いが透けて見える。共演のライオネル・ルークとミゲル・ゼノンも芸達者で、制約の多いこの編成でもなかなか面白いアルバムに仕上りになっている。

今回観たステージも、同じ編成でのトリオ。ただし、ギターもテナー・サックスもメンバーが変わってクリス・チークとチャールズ・アルトゥラというメンバーになっている。演奏の方向性はアルバムと同じで、ギターが時にベースの役割を担いつつも、音の隙間をジェフのドラムで埋める、独特の音空間が展開されていた。

ただ、この日聴いた演奏ではスタジオ盤ほどの音楽性の幅は感じられず、やや単調だったように思う。若手のギターもテナー・サックスも技量は確かだったし、もちろん主役のジェフのドラムは躍動していた。制約の多い編成ゆえにある程度は単調になってしまうのは仕方ないところなのかもしれない。

それでも、ジャズ・クラブでの生演奏ならでの、腹に響く他にはないジェフのドラムを、本人がやりたいように叩いている音を体に浴びて楽しむ。定形のリズムを刻むだけではない、独自のタイム感覚とタイトなグルーヴを堪能できただけで贅沢な時間を味わうことができて満足な週末になりました。。

Living Colour at Blue Note Hawaii

Living Colour2017

ホノルル旅行のためのチケットとホテルを予約してしばらくしてから、ハワイにもブルーノートがあることを知る。滞在期間中の出演アーティストは当初空欄のままで、そのうちに決まった出演者がリヴィング・カラー。

リヴィング・カラーは僕が大学生だった89年にデビュー、当時は黒いツェッペリンなんて言われるほどの黒人ハードロック・グループで、そこそこ聴いたし、演奏の上手さ、パワフルさに敬意を懐き続けていました。しかし彼らはやはり黒人ならではの音楽性を持っていて、若い自分にはその黒人らしさが色濃く残る部分のせいでのめり込むことはなく、以降は追いかけることもありませんでした。それでも音楽性の高さ、ヴァーノン・リードのギターの素晴らしさ、重々しいドラムの確かな腕前はとても印象に残っていて、とうの昔に解散していたと思っていたある日、サマソニで見てまだ活動していることに驚きと喜びを感じていたんです。

そんなリヴィング・カラーをジャズ・クラブで観れるとなれば行かずにはおれない。

アウトリガー・ワイキキ・ビーチ・リゾート内にあるブルーノートに入店すると、あらあらガラガラじゃありませんか。1stセットということもあるかもしれませんが、ライヴが始まるときでも50人ほどの観客だけで、ヴォーカルのコリー・グローヴァーは、この状況に戸惑い気味に見えました。

ライヴ・パフォーマンスじたいは、さすがの一言。ヴァーノン・リードはさすがに以前ほどは指が動かないとはいえ、バンドとしての演奏のレベルは高く、特にドラムのウィリアム・E・カルホーンの重くタイトなドラミングは、CDから窺い知れるレベルの通りで、このドラムが演奏のクオリティを支えていることが良くわかる。とにかく上手い。テクニックに溺れるタイプではなく、ビート、グルーヴを創出するというドラムのもっとも重要な仕事をハイレベルでこなしていて素晴らしい。

70分くらいのステージが終わったあと、ブルーノートのブティック(グッズショップ)を覗くと、ヴァーノン・リードとコリー・グローヴァーがサインに応じていて、客が少ないこともあって一緒に写真を撮ってもらいました。ヴァーノン・リードに「もう20年以上活動しているね」と言うと「ああ、いろいろあったけれど長くやってるよ」と優しく話しかけてもらって感激。途中からベースのダグ・ウィンビッシュも現れ、「86年に武道館であなたに会った」と言うと「ミック・ジャガー?」「いや、ジェフ・ベック」と言うと「ヤン・ハマー、ジミー・ホール、サイモン・フィリップスと演ったときだね」と言ってくれてこれまた感激。

ハワイ旅行ではおまけ的なライヴ参戦でしたが、忘れられない思い出になりました。

P.S.
ブルーノート ハワイについて。
オープンは2015年末とのこと。
料金は10ドルのミニマムチャージ込み。
料理は、ジャズ・クラブとしては値段は標準的(=やや高い)で、お味の方もジャズ・クラブとしては標準的(=あまり美味しくない)。余談ながら、食事を出すジャズ・クラブは、Blue Note、Birdland、SMOKE、Iridium、Dizzy's Club Coka-Cola(以上NY)、Ronnie Scot's(ロンドン)、Duc Des Lombards(パリ)などに行ったことがありますが、料理が美味しいと思わせてくれるのは、BLUE SMOKEというBBQレストランが実質経営しているマンハッタンのJAZZ STANDARDだけです。日本のBlue NoteやCotton Clubのような料理のレベルを海外のジャズ・クラブに求めてはいけません。

ジャズ・クラブは、箱や内装や料理よりもどのようなミュージシャンをブッキングできるかが(当たり前だけど)とても重要。バカンス気分の観光客に向けて本格的なジャズばかりをブッキングしてもウケないし、ギャラが安くてあまり質が高くないお気軽音楽のミュージシャンばかりだとクラブとしての格が下がる(価格不相応と思われる)というジレンマにどう立ち向かって行くのか、難しいところだと思います。

場所柄、観光スポットとしていろいろなWebサイトで紹介されていて、ジャズ・ファンでない読み手を想定した「おしゃれでイイトコ」みたいな記事が溢れていますが、本格的なジャズ・クラブの佇まいを求める人(そういう人がワイキキに多くいるとは思えないけど)には、出演者の顔ぶれを含め、総じて物足りない印象は拭えません。勝算あってのオープンだとは思いますが、僕はあまり長く続かないような気がしています。

ハワイで結婚7周年を祝う

今年の結婚記念日はホノルルで迎えました。

僕はそれほど海外旅行経験が豊富というわけではなく、行くとしたら何かしら目的のイベントを目指しての旅行。目的とは、競馬や野球を観ることだったり、クラシックのコンサートやジャズのライヴに行くことだったり、美術館巡りだったり、というもの。観たいものが明確にある場合、旅行の満足度はとても高くて充実感に満たされるということもあって、基本的には明確な目的を持っていない旅行というものはしません。ただボーっとするだけの目的でプーケットに行ったのが唯一の例外で、今回の旅行はそれ以来の呆ける目的の旅行でした。

従って、ベタな観光と食の楽しみ、ショッピングの楽しみ、そして好天と心地よい気候を味わいに行くためだけの旅行。ぶっちゃけ、ハワイなんて能天気なところに行くくらいなら、いろいろな文化的な楽しみがある欧米の都市に行った方が遥かに楽しいと思っていたんですが、年齢的にそういう旅も悪くないかなと思うようになってきたということですね。

ホテルはトランプ・インターナショナルのデラックス・オーシャンビュー。

ハワイ2017-01

事前にできるだけ上の階で見晴らしの良い部屋をと言っておいたこともあってか18階の素晴らしい眺めの部屋に。いやー、リゾート気分全開です。部屋の広さは十分だし、一般的に古いところが多いとされているワイキキのホテルの中ではファシリティも新しく、ウォシュレットも付いているし、シャワーのお湯の出も良好だし、と不満がありません。また、ホテルのWi-Fiというと接続が不安定で遅いのが半ば当たり前というのがこれまでの経験則ですが、このホテルのWi-Fiは安定しているところも特筆できます。スタッフの対応も良く、値段相応の満足度は得られると思います。

ベタな観光は、ダイヤモンドヘッドの日の出から。ここは駐車場が午前6時に開くため、それまで待たされるわけですが、この時期だとその15分くらい前から日が登り始め、上まで登ったことにはもうだいぶ日が昇っている感じです。5時起きのわりには日の出を見たというよりは早朝の景色を見に行った感じ。事前に何も情報を調べていなかったこともあって、上り下りの往復約50分は思ったより大変でした。とはいえ息が切れるというほどではありませんが。昼間に登るよりは暑くないところがこの時間帯の良さなのかも。

その他にはワイキキ・トロリーのブルーラインで東海岸沿いのドライブは、景色の良さと風の気持ちよさで開放的な気分を満喫しました。

ハワイ2017-02

ボーっとしつつ気分良くなるにはお勧めのラインです。ガイドは英語ですが、言っていることはなんとなくわかるし、停止箇所の出発時間は一応日本語で言ってくれるので、どうしても英語は勘弁してくれという人でもない限り安心して利用できると思います。一方。次の日に乗ったレッドラインは街中巡回で、こちらはホノルル内地の雰囲気を味わう趣向。出雲大社で降りてチャイナタウンまで歩きましたがこのあたりはワイキキと違って少し雰囲気が悪く、滞在中、唯一気を引き締めた時間でした。

始めてホノルルを訪れて雰囲気を知るにはそれぞれ良いツアーだったと思います。時間もブルーラインで2時間半、レッドラインで1時間半とコンパクトで、1日中拘束されない気軽さを望む人向けです。

あとはどうしてもショッピングになってしまいますね。

ハワイ2017-04

アラモアナのラコステで、Made In France は日本で売っていないし、全米でも10店舗でしか扱っていないとか、ローランギャロス仕様も日本で売っていないし先週入荷したばかり、とかのセールストークを繰り出されるとつい買ってしまいます。今回は服は買わないつもりだったのに・・・

食事は、普通のアメリカン飯が基本でしたが、ハレクラニのオーキッドで朝食(バナナ・パンケーキ)とモアナ・サーフライダーのザ・ベランダでエッグ・ベネディクトをいただいたあたりがちょっと贅沢したところ。あとはトランプの1階にあるBLTステーキで結婚記念日当日のディナー。

ハワイ2017-03

Tボーンをオーダーして、1ヶ月前に食したウルフギャング・ステーキとの食べ比べとなりましたが、レベル的には同等ですね。BLTは肉の味付けが薄めで、付け合せのソースかにんにくの塊を乗せて食べるスタイルのようで、それぞれとても美味しかった。特ににんにくをたっぷり乗せたステーキの美味しさは堪らなかったです。翌日の口臭がきっと凄かったんじゃないかと思いますが(苦笑)。

というわけで3泊5日のリゾート気分を満喫できました。街に出ても7割方日本語が通じるし、ワイキキにいる限りは気分が緩みまくっていても問題なさそうで、ぶっちゃけあまり外国にいる緊張感がなかったですね。でも、その気楽さがワイキキの良さということがわかりました。歴史的遺産や文化的体験を味わう旅行はそれはそれでもちろん楽しいんですが、こういう完全スイッチオフのリラックスしたリゾート旅行もまた良いものです。

ピアノレッスン 第5回


今回のレッスンまでの2週間は、これまでと違う点が。3泊5日で旅行に行っていたため、4日間丸々ピアノに触れることができなかったのです。別項で書いた通り、ロールピアノまで買って少しは旅先で練習しようと思っていたんですが、いざ旅行に行くと現地でそこまでの時間的余裕がなく、時差ボケのせいもあって夜遅くまで練習しようという気分にもなれず、結局まったく練習せず。まあ、ガス抜きとして遊びを満喫するための旅行だったので当たり前ではありますが。

さて、その4日間のブランク後、家で最初に鍵盤に触れたときにどの程度弾けるか。これが思ったよりも普通に、違和感なく弾けてしまいました。もちろん、より上手く弾けるわけでもないんですが、あれ?退化しちゃってる、ということにはなっておらず一安心。超初心者レベルなら4日くらいのブランクはまだマイナスにならずに済むようです。

前回課題曲のチェルニー op.777 第4番の家での練習状況から。左手右手それぞれに弾くにはそれほど難しくないのに両手になると最初の1小節からしてまったくできない。これも連日練習することでなんとか両手を同時に進めることができるようにコツが掴めてくると、左手の音階が変わるところ以外はスムーズに弾けるようになる。あとは更に練習すると、その変わり目のところも徐々に繋がるようになるのにそれほど時間を要することなく順調に練習が進行。ただし、左手の動きに神経が集中するせいか、左手の音量が大きくクッキリハッキリしているのに対して右手の音量が小さいなと思いながらレッスンへ。

まず、左手の音階が変わるポイントで左手に注意が集中することで右手のレガートが疎かになっていると指摘が入る。これは自覚がなく、確かに言われてみればその通りで、そこを集中して再練習。自分で練習してレガートが疎かな弾き方で身に付いてしまっているのでなかなかうまくできない。しかしながら「左手は結構スムーズに動いてますね」と軽いお褒めの言葉もいただき、そこで「左手の音が強すぎるように思う」と伝えると、一音ずつしっかりと指を下ろして鍵盤を押さえるのではなく、鍵盤から指を離さないで押すような感じにしてスムーズに動かすようにするやり方を教えていただくと、なるほどうまく抑えが効いた感じになってくれる。こういうポイントはなかなか初心者では上手い方法に気づくことができないもの。レッスンを受けることなく自習でピアノを練習するという方もいらっしゃるらしいんですが、やはり先生に教えてもらえると解決策が見えてくるし、そもそも自分で気づかないポイントも指摘してもらえるわけで、超初心者が地力でピアノを身に付けるというのは難しいことが最近よくわかってきました。

チェルニーは4番の残り半分はそれほど展開が変わるわけではないので、さらっと流して5番の冒頭も進めてみることに。今度は8分の6拍子に挑戦。左手はドミソドミソと3つずつ、それを2つ合わせて6つずつを延々と繰り返し。これはそれほど難しくない。でも今回も例によって右手と合わせられない。というか、8分の6拍子のリズムで右手を上手く動かせない。練習曲というのは曲がシンプルながら、うまくいろいろな要素を入れて感覚を広げるようにできているもんだなと妙に感心してきました。

次にこちらも前回からの課題のベートーヴェン、トルコ行進曲の9~17小節目を先生の前で披露。実は家での練習時間の8割はこちらの曲に割いていました。チェルニーと比べると右手も左手も動きが大きく複雑で、難しいからなんとか格好を付けるにはそのくらい注力せざるを得なかったのです。それでも所々ある難所でどうしても引っかかり気味になってしまう。こちらも左手の動きが難しいところになると、右手の特に薬指と小指の打鍵が弱々しくなってしまうという初心者らしい稚拙さが出る。このあたりも指摘されてなるほど、と気づいたところ。それ以外は全体的に良く弾けているというお言葉をいただいて、旅行で練習不足と思わせることはなかったようです。ちなみに、練習不可な4日間があることは最初からわかっていたので、旅行に行く前にこれまで以上に多く練習しておいたからでもあると思います。妻はがんばりすぎと言っていましたが(苦笑)。

レッスンを始めたばかりのころよりも、取り組んでいる曲の左手の動きが複雑になってきたこともあって、右手を譜面通りに丁寧に動かすことが難しくなってきた、というのが最近の状況。ピアノの基本的な難しさである左右両手を別々にしっかりと演奏するという当たり前のことが課題として見えてきたのは、ある意味少しだけステップアップしてきたことを意味しているような気がしています。新しいパートに入ると毎回、「こんな難しいのできないよ」から始まって、練習して行くうちにできるようになって行くという流れが続いてきて、自分が少しは上達していると実感できるようになってきたかもしれません。そんな状況が楽しいと思えるようになりつつあります。

今回はチェルニーもトルコ行進曲も、予習を少ししておいたのでその先のパートのレッスンのときの進行で悪い汗をかかずにスムーズに進めることができました。これまでのレッスンでまずかったところを教訓にして行くのはやはり大事なことですね。

今回までのレッスンの教訓
●時間が取れないときには数日くらいなら練習を休んでもなんとかなる
●左手ばかりに集中しすぎて右手をおざなりにしないようにするべし

該当の記事は見つかりませんでした。