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趣味の人生を楽しむサラリーマンの日記

サイモン・フィリップス・プロトコル 2015年日本公演

サイモン・フィリップス・プロトコル2015

サイモン・フィリップス・プロトコルのライヴに行って来た。観たのは6月19日、コットンクラブの1stセット。

ここ2年で2枚もアルバムをリリースするなど、忙しいはずなのに結構本気でやっているサイモンのソロ・プロジェクト。メンバーはアルバムと同じく、アンディ・ティモンズ(ギター)、スティーヴ・ウェインガート(キーボード)、アーネスト・ティブス(ベース)という顔ぶれ。そのアルバムは正直なところ「今どき流行らないねえ」と言いたくなる、ハイテクのハード・フュージョンで、サウンド的にはまったく面白くない。4人とも、巧いのは間違いない。でも、なんとうか面白くない。もちろんここまで巧い人たちが集まって演奏しているというだけで聴きどころはあるし、このレベルの演奏がどこでも聴けるかというとそんなことはない。それでも厳しいことを言えば、あとひとつ突き抜けたところがなくてゾクゾクするような興奮を味わう、というところまで行かない。サイモンを中心としたメンバーの曲ももうひとつパッとしない。重ねて厳しいことを言わせてもらうと、こんな感じだからソロなりバンドなりで大きな成功を収められないんだと思う。一方で、ここまでしっかりとした演奏ができれば感性や創造性に多少欠けていたとしてもこの世界で食っていけることを示しているのだとも思う。そのくらい演奏は上手いし、変に出過ぎたところもない。さすがプロだなと思わせるだけの説得力がある。

言ってしまえば、だからこそスタジオ・ミュージシャンなんだろうと思う。誰の要求にも応えられるだけの地力がある。そしてサイモンはその地力が抜きん出て強力なドラマーであることに疑いはない。サイモンのドラムは、テクニックが凄いのは誰もが認めるところだとは思うけれど、その人固有のグルーヴ感のようなものがなくて、型破りなパワーがあるわけでもない。ドラムはその人自身が持っているフィジカルなものを最も叩きつける楽器なんだけれども、そういう肉体的な躍動の主張があまりないのもサイモンの特徴で、それ故につまらないと言う人も多い。

でも、僕はここまで(あの大仕掛な)ドラムセットをフルに叩きこなすだけで凄いと思う。そしてあの小男が叩くステディで小気味良いドラムが好きなのだ。

ライヴで間近で観ると、準備段階に要求されるもの(作曲、プロデュース、演奏の構成など)の重要性が相対的に下がるので、純粋に演奏だけを楽しめる。生で観ると流石だ。特にサイモンは上原ひろみのプロジェクトでは(当然)ある程度抑えたプレイをしているんだけれど、ここでは叩きまくる。もちろん、音楽を崩さないバランス感覚を保った上で。オカズの引き出しの多さは流石だし、なにしろ演奏に迷いがなくて、自分のバンド故に思い切り叩いている。もうサイモン好きの僕はそれを見るだけで満足できてしまう。好き嫌いはともかく、ここまでの規模のドラムセットをここまで叩きこなすドラマーはそうはいないから、それを見るだけで価値があるというもの。

今回のライヴの目的はもちろんサイモンのドラムを満喫すること。間違いなく目的は達成された。好きなサイモンのドラムを浴びるほど味わえたのだから幸せってもんです。

「ブギーナイツ」珠玉のサントラCD

ブギーナイツサントラ

随分昔に「ザ・マスター」という映画を見て、評判ほど面白くなかったなあとちょっと落胆していた僕に、ポール・トーマス・アンダーソン(PTA)なら「ブギーナイツ」が面白いと妻がいうので観てみた。

いやあ、面白かった。97年の映画なのでさすがに今となっては古い、と言いたいところだけれど時代設定が70年代後半からということもあって違和感がなくて「ま、ちょっと古い映画だからね」と引き算しなくてもいいので見やすい。キャストの豪華さも凄い。しかも、あの有名俳優たちが若い。今、もうステイタスを確立してしまったこのメンツをこれだけ集めて映画を作るのは不可能でしょう。特に印象に残ったのが、今では間抜け役が板についているジョン・C・ライリーが若さ溢れる役を魅力的にこなしていたことと、最後の方にちょっとだけ出ているアルフレッド・モリーナがいっちゃってるヤクの売人役を軽快にこなしていたところ。2人とも今の年齢ではもうこういう役はやらないから、若さ故の演技が観れてとても面白かった。

映画そのものはある意味「あの頃、ペニー・レインと」にも似た青春物と言えるもので、脱力系の笑いも交えながら2時間40分を飽きさせない。興奮したり感動したりという類の映画ではないけれど、見終わってなんだか爽やかな気分になれる。これを26歳で作ったというPTA、なるほど大した才能だと思う。

で、実は観ている間、僕を気持ちを捉えて離さなかったのがバックで流れる70年代後半の音楽の数々。主にR&B、ファンク系で、このあたりに明るくない僕には知らない曲ばかり。でも流れる曲のすべてが漏れなくカッコいい。僕は世代的に80年代が青春時代なんだけれど、70年代のロックばかりを好んで聴いてきた。つまり、ロックでもファンクでも70年代が肌に合うらしい。

なぜ70年代が合うのか、今はわかっている。ひとつは録音だ。80年代になると楽器やヴォーカルの音を大きく加工すること、具体的に言うとディレイやリバーブを大胆にかけてビッグなドラムサウンドにすることがトレンドになった。それは新しい機材などがもたらしたものだったんだろうと思うけれど結果的にベースの音がほとんど聴こえなくなって、厚みのない軽いサウンドが溢れかえることになってしまった。この音が僕にはつまらなかった。ベースが生み出すグルーヴが感じられなくなって、各楽器のニュアンスが希薄になってしまったからだ。また、録音時に各楽器の音を別録りする手法が当然になって、演奏者全員による一発録りをされることも多かった70年代よりも音が人工的になってしまったという変化もあった。これはこれで今となっては80年代のサウンドと認知されているけれど、音楽として何かが失われてしまったことは紛れもない事実だと思う。

もうひとつは演奏のスタイルのトレンド変化もある。70年代の音楽だって決して高度なことをしているわけではなく、むしろシンプルだった。でも、録音技術や演奏技術がない分、シンプルな中にいろいろな表情付け、ニュアンスがあったし、間のとり方やここぞというときのキメ、そして遊びがあった。ギターやキーボードはもちろん、ドラムやベースのちょっとしたヒネリがあって、聴いていて思わずニヤリとしてしまう。ひと言で言うならば「粋」。僕はこういう人間味があって余裕や遊びココロを持った音楽が大好きだ。

さて、その「ブギーナイツ」の音楽があまりにもいいので買ってしまいました、サントラを。映画のサントラなんて映画の余韻を味わうだけで、しかも映像なしで後で聴き直すと意外と面白くなかったりするので、サントラなんて買おうと思ったことすらなかったのに。

改めて聴き直してもいい。音だけで十分説得力がある。アーティストがバラバラなのに、どこか一本筋が通っている。それでいて曲も演奏もそれぞれに特徴があって飽きない。改めてこの時代の音楽の面白さ、奥深さを思い知らせれてしまった。もうひとつ、これだけさまざまな曲を並べて通して聴いてもバランスが良いことも特筆できる。当時ヒットしたとはいえ、今となってはほとんど聴かれていない曲をセレクトしたことを含め、選曲者の慧眼には敬服するばかり。サントラなのに続編の「2」があるのも魅力的な曲が多いからだと思う。

僕が70年代のR&Bやファンクを心から楽しめるようになったのは40歳を過ぎてから。だからまだ初心者と言っていいかもしれないけれど、このサントラは僕の心を鷲掴みにしてしまった。古い映画のサントラでほとんど廃盤に近く、恐らく注目している人もほとんどいないだろうけれど、もっと聴かれて欲しいと思う。ただし、「1」に収録されているマーク・ウォールバーグの調子ハズレの2曲はジョーク(笑っちゃうくらい80年代のサウンドをうまく再現している)なので真面目に聴かないように・・・。

The Bad Plus Joshua Redman

The Bad Plus Joshua Redman

ザ・バッド・プラスというグループは、一見ジャズ・ピアノ・トリオの体裁を採っていながら、ロックや現代音楽などの要素も貪欲に採り入れた音楽と演奏をウリにしている。高度な音楽性とポップで俗っぽいところが混在するその自由奔放な音楽は一部の人の高い評価を受けている。

僕はもともとプログレッシヴ・ロックやフリー・ジャズを好んで聴くし、型にはまらないグループは好きなんだけれども、ザ・バッド・プラスは既存の古いジャズのフィーリングをバッサリ切り落としている部分があって、そうなるとジャズとしての核が失われてしまうので安心して身を委ねられない、というか物足りなさを感じてしまう。また、ポップな部分は開き直って俗っぽくしすぎるところがあってアルバム1枚を通して聴くとちょっと飽きてしまう。

そこにジョシュア・レッドマンが加わるとどうなるか。そもそもこの顔合わせには個人的には意外性は感じなかった。ジョシュアも音楽の幅が広いしポップさも持ち合わせているからだ。

内容は全曲オリジナルで、ザ・バッド・プラスのリード・アンダーソンが4曲、イーサン・アイヴァーソンが2曲、デイヴィッド・キングが1曲、ジョシュア・レッドマンが2曲という民主的な配分。そして展開される音楽は、ザ・バッド・プラスの土俵にジョシュアが乗ったものになっている。ザ・バッド・プラスは、ある意味音楽性が拡散しすぎている(そこが面白さなのはわかっているけれど)のでピアノ・トリオのフォーマットで吸収しきれていない部分もあるという印象を持っているので、そこにテナー・サックスが加わることで音数も音色もより豊かになっているのは大歓迎。確かにジョシュアは吹きまくっているわけではない。でも他人の土俵に乗ったからといってジョシュアのテナーは遠慮も萎縮もしていないのは、質の高い演奏からも明らかで、ジャズ的フィーリングをあまり持ち込まず、それでいて核心にしっかりとしたジャズのフィーリングを持った演奏がここに加わることでザ・バッド・プラスには希薄だった主軸ができて、音楽としてのまとまりが良くなっている。

1曲め、2曲めと落ち着いたムードで「んん?そっちを目指しているのか?」と思えば、通して聴けばフリー・ジャズ的(デビュー・アルバム収録 "Sience Is The Question" も再演)な展開や何でもありの自在な演奏というバラエティに富んだもので飽きさせない。これでももちろんジャズのテイストは薄い。それでもジョシュアが加わることで根底にはジャズが下支えすることになるのは大きい。ポ俗っぽいポップさがやや抑えられているのもジョシュアの影響のように思える。

つまり、ザ・バッド・プラスに対して僕がちょっと不満に思っていたところがこのアルバムでは出ていない。そうなると、演奏も音楽もただただ楽しい。いや、これこそが現代のジャズだ、古いしがらみの囚われたジャズなんかつまんないよね、とまで言いたくなってしまうくらい、近年のジャズ系アルバムの中では屈指の面白さだと思ってしまうのだから身勝手なものだ。

恐らく世間では顔合わせの妙的な捉え方をされているだろうこのアルバム、予想外にいいです。 最近はジャズはあまり聴いていなかったけれど、これは繰り返し聴くことでしょう。

プーケットでのんびり過ごす

僕達夫婦は世間で言う晩婚で、独身時代はそれぞれに人生を楽しんできたんだけれども、幸いなことにいろいろな価値観が似ている(だから結婚したんだけどね)。海外旅行でもそれはあてはまっていて、2人とも独身時代から都会で目一杯観光をする忙しい過ごし方ばかりしてきた。だから1度くらいリゾートでのんびりしてみたいと、なんとなくお互いに思っていたところに旅行のWebサイトからプーケットの格安ホテル案内が来て、じゃあ結婚5周年記念をプーケットで祝おうかということになりました。

ひと口にプーケットと言ってもホテルはさまざま、リゾートといっても繁華街を楽しめる場所やアクティビティが多いところなど、過ごし方の目的に応じて選ぶ必要があります。いつもは海外旅行では忙しくあちこち回って体力勝負的な過ごし方をしているので、今回はとにかく何も考えずにボーっと海の近くで過ごそうということになり、選んだのがカタタニ・ビーチ・リゾートというホテル。このホテルはいろいろなWebサイトでもなかなか評判が良く、値段もリーズナブル。滞在は5月28日から31日までの3泊にしました。1年でもっとも暑く、ちょうど雨期の始まりと言われる時期です。

以下、往来と滞在について、これから行く方の参考になればと思って書いてみようと思います。ただし、僕はリゾート経験皆無、プーケットも初めてなので、慣れている人の厳しい目だとまた評価も違ってくるんじゃないかと思います。

【空港からホテルまで】
カタ・ビーチはプーケット空港から遠いので所要時間を気にされる方も多いことでしょう。交通手段はいくつかありますが僕達はタクシーを利用しました。カタ地区までの料金1000TBのチケットを空港のカウンターで購入、チケットをもらって指定された番号のクルマに乗車します。距離に応じて課金されるメーター・タクシーもあり、こちらの方はカタまで行っても600TBくらいと言われていますが、とにかく今回の旅行はチャレンジよりもストレスフリーがテーマなので安心の固定料金を選んだというわけです。ちなみにチケットを買ったあと、別のカウンターに回されて観光の紹介(説明)をさせてくれればタクシー代を無料にするとか言われましたが、その後の勧誘を断るのが面倒なのでやめました。運転手にホテルの名前と住所を書いた紙を見せると場所がピンとこなかったらしく、その場でホテルに電話して僕にその電話を渡してきました。電話の向こうから「あなたの名前は?」と訪ねてくるので、名前とこれからチェックイン予定であること、タニ・ウィング側の部屋を予約してあることを伝えると「電話を運転手に戻して」と言われ、運転手とホテルの人とで話し合ってようやく場所がクリアになったようです。

空港を出発したのは木曜日の18時50分で、既に辺りは暗くなっていたものの、南北を走る幹線道路(地図によると402号線?)を走って20分くらい進むと渋滞が始まりました。するとすかさずタクシーの運ちゃんが脇道に入り、あまり広くない、そしてクネクネ上り下りのある裏道を進み始めます。どうやら西の海岸線方面に向かっている模様。結構長い時間走って抜けると片側2車線の広い通りに出たんですが、ここがまた物凄い上り下りの急勾配なワインディング。しかも交通量も多く、これはなかなか他の国では見かけない光景である意味面白かったです。結局、ホテルに着いたのは20時10分で1時間20分も要したことになります。運転も荒っぽくて2人共着いたときには少々酔い気味に(どなたかの旅行記には酔い止めを飲んでおいて良かったなんてコメントもあった)。ちなみに帰りは日曜日だったせいなのか、朝9時に出発したせいなのかかわかりませんが渋滞もなく、裏道も通らずに1時間ちょうどで空港に着くことができました。とはいえ、カタタニは空港までのアクセスはやはり良いとは言えないので時間はある程度覚悟しておいた方が良いようです。

【ホテル・チェックインから部屋へ】
ホテルに到着し、チェックイン。桃らしきフルーツドリンクとミントが効いた冷たいおしぼりでお出迎えしてくれます。移動に疲れた身にはありがたい心遣い。ホテル案内のミニ・パンフレット(補足で日本語のホテル説明も付けてくれるので英語ができなくても基本情報はわかる)を見ながらホテル内のレストラン、パトンとプーケット・タウンに行くシャトルバスの説明をしてもらい、部屋のある建物までカートに乗って案内してもらいます。部屋は一番北側のOcean Wingにある1階のジュニア・スイート。

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<こんなガイドをいただきます>

部屋の広さは、都会の狭いホテルしか知らない僕には十分以上の広さ、でもスイートというよりは広めの一部屋という感じで「うわー」と言いたくなるほどの特別な感動はありません。とはいえ、昼間はここに居るつもりはないのでこれで十分。バルコニーに出ると少し離れているもののビーチが目の前に広がっていて、一応デッキチェアでくつろぐこともできます。まあ、雨でも降らない限り、開放感たっぷりのプールサイドよりもこの部屋のバルコニーにいることを選ぶ人はいないとは思いますが。室内はピカピカの新しさとは言えないものの特に古いということもなく清潔。バスルームの湯の出は良好(ただし洗面台とシャワーは温度が低め)。というわけで部屋で過ごしているだけではリゾート気分全開、とまでは行きませんが普通に過ごすには不足なし。湯沸かしポット、カップ、グラス(ワイン用も)、インスタントのコーヒー、またビーチで使うタオル、ビーチサンダル、金庫が用意されているので最低限のものはすべて揃っています。強いて注文をつけるとすればWiFiが有料で結構高いところでしょうか(モバイルWiFiルーターをレンタルしておけば事足りる話ですが)。

【ホテルでの過ごし方】
朝食は6時からChom Taleyというレストランで。このホテルには道を挟んで山側にブリ・ウィング(日本語ではそう紹介されているものの現地でウィングという表現は建物の名称で利用されていて2つのロビーの海側がタニ・ロビー、山側がブリ・ロビーと英語ガイドには書かれている)があり、そちら側にもCinamonというレストランがあって朝食が食べられるようですが、時期的に繁忙期でないためか滞在中はクローズされていました。Chom Taleyは海側が大きく開放されていて眺めは抜群。

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<上がChom Taley外観で下が席からの眺め>

風に吹かれながらの朝食でまずは非日常気分を満喫できること請け合い。僕の滞在期間では、人が増えはじめてきたのは8時過ぎてから。バイキング形式ですが、欧米の白人やラテン系が大半という客層もあって、メニューは洋風がメイン。パンと野菜はこの暑い土地に向いていないのかそれほど美味しくは・・・でも、ある程度揃っているタイ料理とフルーツ系のデザートとジュースはまずまず。毎日少しずつメニューが変わるので、うまく選べば3日くらいはバッティングしないように食べ分けることもできそうです。

さて、事前に読んだネット情報ではプールサイドの場所取り競争が激しいとのことでしたが、9時20分ころに行くとまだまだガラ空きで好きなところを選べる状態。その後も終日空いているところが多く、海沿い最前線などの良い場所を除けば選びたい放題という感じです。10時ころにChom Taleyが朝食をとっている人で賑わっていたくらいなのでプールサイドへの出足も遅く、リゾート地らしいのんびりムード。場所を確保してしまえばあとは1日中、デッキチェアで寝そべって本でも読み、ときどきプールや海に入ったりするのがここでの過ごし方になります。それが望みでもあったので大満足でした。

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<ビーチ最前列はこんな素晴らしい眺め>

滞在時の海はやや波が高くて遊泳禁止の赤旗が立っていましたが、みんな関係なく海に入っていました。余談ですが、町中ではヘルメットを被っていない2輪車ライダー(交通規則違反)が8割くらいで、規則は一応定めるけれど守るかどうかは自己責任でというお国柄のようなので赤旗で遊泳する場合も自己責任だと思っておいた方が良さそうです。あと、2日間プールサイドで過ごしましたが、パラソル下にいたつもりでも太陽の位置によっては、またちょっとした移動やらでも陽にあたることはあって当然日焼けは避けられません。日焼けが気になる人は対策を万全にしておく必要があります。

ホテル内のレストランはChom Taleyの他にシーフードが中心のFisherman's Wharf、タイ料理のChannada Royal、その2階にあるイタリアンのLa Scala、一番南側のやや離れたところにあるタイ&アジア料理のSecretがあります。また、タニ・ロビーにはカフェが、プールサイドにはCoconut BarとBeach Club(夜にデッキチェアに寝そべりながらお酒を飲んで寛ぐのも良さそう)があります。

Chom TaleyはBBQ Night(650TB)でも利用しました。朝食のときと内容はだいぶ変わっていましたがレベル的にはそれほど違いがあるとは思えず・・・でもお値段がそれほど高くないのでまずまずと言ったところ。Channadaはテーブルにワイングラスがセッティングされているやや高級な店構えのタイ料理店で、なかなか美味。ただ、日本にいたらまずやらない辛い料理とワインとの組み合わせはやはり相性が悪いと実感。ここは素直にビールやカクテルが無難でしょう。Fisherman's Wharfは吹きさらしの店で海風と波の音を一番間近に感じられるロケーション。

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<夜になるとまた雰囲気が変わるFisherman's Wharf>

料理も美味しくてこの3店の中では一番気に入りました。その他、どのレストランで調理しているのかわかりませんが昼間のプールサイドでも食べ物やドリンクのオーダーが可能で、ここでもタイ料理を注文してみたところ普通のタイ料理レストランと遜色ないクオリティの食事を楽しめました。昼間、せっかくプールサイドでのんびりしているのに食事のための移動する(場所も開放することになる)のも面倒なのでこれはオススメできます。

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<デッキチェアでランチ>

レストランはホテルの外の徒歩圏内にも数件あり、行ってみた道路沿いの1件はタイ料理以外の洋食も用意していました(多分他の店も)。値段は観光地価格ながらホテル内よりは安く、味も悪くないので日々利用するのも悪くないと思います。また、バーも数件あり、夜になると結構賑わっていました。まあ、他にやることないですからね。

尚、ベビーシッターを除いて、ホテル内の食事、コンビニ(9時~18時営業)、マッサージなどの支払いすべては最後にまとめて会計なのでホテル内にいる限りは財布を持ち歩く必要もなし。財布を持ち歩かなくて良いのは何気に楽です。昼間、(もちろんオススメできませんが)デッキチェア近辺に結構みんな荷物を置きっぱなしにしてその場を離れているのは、財布が入っていないことと無関係ではないような気がします。

と、まあざっくりこんな感じですが、お断りしておくとサービスも食事も設備も思わず目を見開いてしまうような感動を味わえる、というほでではありません。とはいえ不愉快な思いをすることもなく、1泊15000円もしなかったことを考えれば十分すぎるほど快適に過ごせると思います。このホテルは、実質プライベートビーチ状態の海が目の前にあって波音と風を浴びながらプールサイドでのんびりできること、ホテルとロビー周辺の外にあるお店だけで生活を完結できることがウリ。室内アクティビティがそれほど充実しているわけではなく、部屋もリゾートホテルとしては上質とまでは言えないので、雨が降っている時の過ごし方に懸念があるものの、ここまでで紹介してきたようなホテルの特徴が理解できていれば十分納得、満足できると思います。日本のリゾート地では味わえない雰囲気の中、非日常(なにしろに日本人がほとんどいませんから)に浸りながら何も考えずに過ごせるだけで贅沢な気分が味わえるでしょう。ホテルスタッフの接客態度も含めて何もかもが高級じゃないと嫌という人はもちろん勧められませんが。

プーケットでの体験記は以上です。

次に、日本への帰るときに直面する選択について。

【帰りにバンコク市内観光できるか】
日本に帰るにあたっては、航空便の時刻表の都合で2つの過ごし方が考えられます。バンコクから日本へのフライトは早朝(その日のうちに日本に着く)か深夜(翌朝に着く)しかなく、プーケットから移動するとなるとバンコク発は深夜便の一択。そうなるとプーケットでチェックアウトを遅らせて午後に出発するか、朝チェックアウトしてバンコクで長時間(7~9時間くらいか)過ごすかの選択になります(バンコクで更に1泊という選択肢もありますが)。

今回の旅行ではプーケット発が13時30分でバンコク着が15時00分、成田行のバンコク発が23時50分というフライト・スケジュールになっていて、バンコクでの待ち時間が8時間50分。そんなに長時間スワンナプーム空港でじっと過ごせるとは思えなかったので短時間のバンコク観光に挑戦することにしました。正確に言うと5000円を追加すればプーケットの出発を遅らせる便を選ぶことができたところを、9時間弱あるのならバンコクを少しだけ観光できそうだというのがネットの情報から見えてきたので、あえてバンコクでの待ち時間が長いスケジュールを選んだというわけです。

まず、プーケット空港でのチェックイン時にスワンナプーム空港に着いたら外に出たいと意思表示をしなくてはならないと思っていたら、逆に「バンコクで出たいか?」と質問してきたので出たい意志を伝えてこの件はクリア。質問されなかったら当然こちらから主張した方が良いでしょう。バンコクで出ないと意思表示したときにこの先どういう流れになるのかわかりませんが、出ることが決まれば出国手続きなく国内線の搭乗口から搭乗することになります。タイ航空の乗り継ぎの場合、荷物はスワンナプーム空港でピックアップする必要はなく、そのまま空港の外に出ることができました。

実は、これは旅行の計画が確定してから決まったことなんですが、大変幸運なことにバンコク在住の従兄弟ご夫妻とスケジュールが合い、結果的には運転手とガイド(従兄弟のご主人のこと)付きで空港からずっとお任せ観光させてもらってしまったんです。よってバンコク内での公共交通機関による移動方法や所要時間について有効な情報を提供できなくなってしまったので、あしからず。

それでも参考程度にはなるでしょうから当日のスケジュールを書いておきます。移動は前述の通りすべてクルマ。この日は日曜日で、日本人の目には結構混んでるように見える道路を「全体的に今日は空いてますね」とご主人は言っていました。以下の進行はタクシーで移動する場合の目安になるかもしれませんが渋滞するとまったく事情が変わりそうです。

15:30 スワンナプーム空港出発。ご主人がお迎えに。
(15時00分着陸後はバスでターミナルまで移動だったこともあり出るまでにおよそ30分要した)
16:25 ペッブリー近くにあるマンションに寄って従兄弟と合流。
16:40 ワットプラケオ到着。
ここで王室の偉い(と思われる)方の退出があり、15分くらい待たされて敷地内に入場。
王宮への入場は15時30分で終わっているので、外から眺めるだけ。17:15退場。
17:25 ワットポーに到着。ここはまだ入場可能(100TB)。
黄金の巨大像を見学してから裏手に回って20TB分のお賽銭をお寺さんごとの器に分けて投入。
17:55退場。
18:30 アジアンティーク・ザ・リバーフロントに到着。
川沿いの高級タイ料理店バーン・カニター(Baan Khanitha)でディナー。
20:00に出発。
21:00 スワンナプーム空港に到着。チェックイン待ちはおよそ10分。出国審査は3分待ち程度。
スワンナプーム空港は待ち時間が長いと言われているけれど日曜日の夜だとこんな感じ。

ちなみに、従兄弟のご主人は日本人の接待でガイドに慣れているので、限られた時間で淀みなく無駄のない観光コースを組んで時間の読み通りに計画を進め、それはそれは見事なものでした。予約して連れて行ってくれたバーン・カニターは高級店ではありますが、1人6,000円も出せばビール1杯と食べきれないほどの種類と量の食事が楽しめるくらいにはなるので、絶対的にはべらぼうに高いわけではありません。そして味は流石の滞在中に食べた幾多のタイ料理とは一味違い、例えばトムヤンクンの複雑味などはかつて食べたことがないものでとても満足できました。

アジアンティーク
<アジアンティーク・ザ・リバーフロントの賑わい>

というわけで観光を人に頼ってしまったので大きなことは言えませんが以下推測で。

空港から町中まで、エアポート・レイル・リンクを利用すれば各駅停車で30分とのことなので歩く時間や待ち時間を考えても恐らく1時間もあればバンコクの中心地に行けそう。タクシーよりも時間がは確実でしょう。町中で電車だけで行けるところは限られていますが、例えばサイアムあたりでショッピング(荷物が増えると厄介ですが)や食事を軽く楽しんで賑やかな街の雰囲気を感じ取るだけで空港に戻る手堅いプランでもいいように思えます。

ワットプラケオやワットポーを軽く見学するだけ、というのもたぶん無理はないと思います。ただし、最寄りの電車の駅から徒歩15分とガイドブックに書かれているのが気がかり。僕が観光した日のバンコクの気温は37度、翌日の最高気温予報では40度でした。年中灼熱といいうわけではないとはいえ基本的には日差しも湿度もかなり過酷な気候の地なので、機内持ち込み用荷物を持ったまま、場合によっては迷いながら歩くのは結構キツイんじゃないかと想像します。もし、ワットプラケオとワットポーに行くのなら空港から直接タクシーで行く方が良いような気がしますが、そうなると帰り(見たことがない駅まで歩いて電車を乗り継いでそこで初めてエアポート・レイル・リンクに乗るリスク、あるいは時間の読めないタクシーに乗るリスク)にやや不安を残します。出発の3時間半前にはエアポート・レイル・リンクの乗車駅にいる、あるいはタクシーに乗っているくらいの余裕を持った行動をした方が無難に思えます。

まとめます。不確定要素を考慮してざっくり計算すると、バンコク市内への往復は3時間半分くらい必要と見ておいた方が良さそう。空港に出発2時間前に戻ると仮定すると滞在時間のうち5時間半を差し引いた時間が安心して遊べる時間ではないかと予想します。あくまでも予想です。乗り遅れるリスクだけはなんとしても避けたい、ということであればこのくらいの余裕は見ておかないと怖いと思います。今回の僕のケースだと8時間50分だったので市内で遊べるのは3時間20分、ということになります。

スワンナプーム空港の免税店は数も多く充実しているのでそこで過ごすのもアリかと思います。でもそれだけで9時間弱を過ごすのはさすがに持て余しそう。もちろんリスクは取りたくないと人には市内観光はお勧めできませんが、僕ならたとえ3時間20分しか行動時間がないとしても空港を出て観光する方を選びます。

以上、これからプーケット旅行に初めて行く方の参考になれば幸いです。

(追伸)
従兄弟が帰りがけにお土産でくれたのがこのジム・トンプソンのドライフルーツ。

ジム・トンプソンのドライフルーツ

普段はドライフルーツなんて食べない僕ですが、これはものすごく美味しくて手が止まらなくなってしまいました。甘さは控えめで果実そのものの味わいが濃厚。ドライフルーツ好きなら外せないんじゃないでしょうか。どこで売っているのかわかりませんが。

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