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趣味の人生を楽しむサラリーマンの日記

愛猫「ぶらん」、おなかのたるみ

ぶらん3

我が家に来て5ヶ月になる、ぶらん(猫の名前です)。

体は生後6ヶ月くらいでほぼ大人の体型になっていて、10ヶ月になる現在でもそれほど大きくなったという感じはしない。

一方で、体重はいまだに右肩上がり。5ヶ月前には1.9キロだったのが今では3.15キロまでに増えてしまった。

まあ、家猫でごはんをモリモリ食べていて、日々床暖房の上でぬくぬくと育っているだけにある程度太っていくのは仕方がないとはいえ、おなかのたるみがかなり目立つようになってしまった。

運動できない以上、食事で抑えていくしかない。

床暖房と言えば、どうやら体は既に春になっているようで抜け毛が凄いことになっている。秋に家に来たときにはほとんど抜けずに、猫って手がかからなくていいなあと思ったんだけれど、今は凄まじい。大事な服を着ているときには近寄ってほしくないくらい。

やっぱり1年は一緒に過ごさないとペットのことってわからないものですね。


CDの異常な安さ

交響曲全集-サイモンラトル-ウィーンフィル

2012年から、クラシックを貪るように聴き始めた。この時代に本格的にクラシックにのめりこもうという人の最大のメリットは何か。

いや、クラシックに限らない。ポピュラー・ミュージック、ジャズについても、これからガツガツ聴きたいと思っている人に共通のメリット。

それはCDが異常に安いこと。(上のサイモン・ラトルとウィーンフィルのベートーヴェン全集はたったの1600円前後で手に入る)

中年の古い話で恐縮だけど僕が高校生(83~85年)のころと言えば、LPレコードが1枚2800円程度。せっせとお小遣いをためて、今月はどの1枚にしようかと逡巡し、買ってからは噛み締めるように繰り返し聴いたものだ。(故に第一印象が良くなくなくても理解しようと何度も聴いた)

大学生になり、当時はまだ米国資本だった渋谷タワーレコードで1枚1800円くらいでLPが買えることを知る。当時はロックしか興味がなかったとはいえ、あれも聴きたい、これも聴きたいというレコードが山ほどあり、アルバイトで貯めたお金で6枚まとめ買いなどをして、すごく得した気分になっていた。まあ、ジャケットの作りが粗くて、盤はビニールにも入っておらず、歌詞カードも付いていないということを初めてそこで知ったわけですが。

CDの時代になり、輸入盤を扱う店も増え、ある程度安く買えるようになってきたところにAmazonの登場。店頭よりも安く、さらに円高が重なると、かつての名盤の数々が1枚1000円前後で買えるようになっていった。

ジャズを聴き始めた2002年ころからがそういう時代だったように思う。その後に手元に残ったCD枚数を見るかぎり、月平均で8枚は買っていたことになる。そんなことができたのはCDが安くなっていたからという一言に尽きる。

更に2010年くらいからは、かつての名盤をまとめて箱で売り出すようになってきた。

Foreigner.png

例えば売れまくっていたころのフォリナー初期5枚のアルバムを収めたこの箱はたったの1900円で買えた。学生時代はヒット狙いのバンドと思っていたけれど、初期は良い意味でのポップロックの瑞々しさがあって、元キング・クリムゾンのイアン・マクドナルドにもちゃんと存在意義があったんだなと新しい発見までできてしまう。この値段でなければ恐らく一生聴くことはなっただろうし、この良さを知ることもなかっただろう。

ジャズでもコルトレーンやマイルスのCDが箱に詰まって、驚くような価格で売られている。Amazonのレビューを読むと、かつてレコード時代に聴いていた人や、関心はあったけれど聴いていなかった人が、安価箱によってその音楽の素晴らしさを再認識している様を多く見かけることができる。

この、どんどん値下がりする状況は、様々な要素が重なってのことでしょう。

そもそも、録音された音楽を聴くという行為は1940年代くらいから徐々に裕福な家庭に広がり始め、オーディオで聴くという行為が広く家庭に定着したのは1960年代くらいから。音楽の歴史、特にクラシックの歴史からしたらまだその「録音された音楽を聴く行為」の歴史は著しく浅い。録音技術、再生技術が本格的に良くなってきたのは70年代以降で、80年代以降のCDでオーディオ・テクノロジーは完成し、成熟期に入っていった。

CDを製造するコストは今や大変に低くなっている。CDとして残されたかつての名盤たちも愛聴者には行き渡り、リマスターによる音質向上も一巡した。録音して残された音楽資産は既に十分すぎるほどあり、成熟しきってしまった「録音された音楽」という商品が次に打てる手は、できるだけ安価に音楽好きに資産を提供すること、というのはある意味仕方のない流れなんだろうと思います。

僕はこれからクラシックの箱を買いまくって、残りの音楽人生を謳歌したいと思っている。数多くの音楽に触れることができるのは音楽好きにとってこの安さは何よりも嬉しいことでせっかくだから目いっぱいその恩恵に預かろう。

「ヤング≒アダルト」

ヤングアダルト

以前にいた会社のこと。

男ばかりのエンジニアが1フロアに100人以上いるところだった。そこに新入社員が数名配属され、その中に女性が2名がいた。

一人はKさん。スタイル抜群でかわいらしい顔立ち。男ならその外見に目を奪われない人はいないと思われる容姿。

もう一人はMさん。ぽっちゃり型というよりはキャシー・ベイツのような体型で、顔もお世辞にもかわいいとは言えない。

2人は共に米国での留学を経ての採用だったんだけれど、Kさんはお父さんがフェラーリに乗っていて、Mさんは奨学金の返済が沢山残っているという環境の違いにも大きなギャップがあった。

2人は別のチームに配属された。しかし、周囲の扱いといったらそれはもう大きく違っていた。

その会社はバリバリの外資系で、情報は人に教えてもらうのではな、自分で取って来るのが当たり前のカルチャー。しかしKさんには人が群がり、手取り足取りと教え、困っているときにはどんどん代わりにやってあげている。そして本人もそういう周囲にそのまま甘えていた。否、甘えているという自覚もなかった。

一方のMさんは、男性社員同様に「これ、やっといて」とどんどん下っ端仕事を頼まれて、確実に仕事をこなしていた。

世間では少数派らしいんだけれど、僕は女性だからと言って仕事の評価を甘くしない。綺麗な人、女性的な魅力がある人だからという理由で甘やかすことは、その人の中身をまるで見ていない、言い換えると人として見てあげていないことになる。それは失礼だと思うわけです。

そんなわけで、小生の目には、どう見てもMさんの方が魅力のある新人だった。このままだと、Kさんは将来ろくな社会人にならないだろうなと思った。

そんなことを思い出させたのがこの映画。

ミネソタの田舎町、マーキュリーで高校時代に、その美貌からちやほやされ、37歳の今は、ミネソタでは一番の都会で作家をしている女性が主人公。 元カレから「子供が生まれた」というメールをきっかけに、どういうわけだかその彼を取り返そうと思い立ち、田舎町の地元マーキュリーに戻る。

この主人公が、まさに痛いという言葉そのもの。高校時代にちやほやされた栄光が忘れられず、作家と言ってもゴーストライター。売れた本も今では在庫整理の叩き売り扱い。今でも美しいんだけれどだらしなく、豊かな生活とは言い難い。

女性は若いうちは綺麗でも、ほとんどの人は年齢と共に男の注目度は下がり、そのうち誰もちやほやされなくなっていく。

本当はちやほやして甘やかす男に問題がある。でも、外見だけで評価されていることに気付かない女性も問題だと思う。

30代くらいまでは活躍していながら、40歳を超えるととたんに落ちぶれている女性がいるという話を聞く事があるのは、まさに外見だけでやってきた人がいるからなんだろうと思う。でも容姿なんて、どんどん衰えていくものなんだという当たり前のことがわかっていない女性は意外と多いらしい。

あとこの映画は、田舎町出身で都会に出て働いている人の悲哀も描かれている。愛知県と岐阜県の境の出身で、社会人になってからは東京で働いている自分にはそのあたりの感覚もとてもわかる。

シャーリーズ・セロンは近年、積極的に汚れ役を演じている。恐らく彼女は自分の美しさをよく理解していて、尚且つただの美人女優としては終わりたくないという思いがそうさせているように思う。

この映画の落ちぶれつつあって、幸せを掴めない、でも未だに美しい女性という役にこれほどピッタリの役はない。

彼女はこれから歳を重ねても、きっと貫禄のあるいい女優になるような気がする。この映画の主人公に最適でありながら、正反対の生き方をしているところが面白い。

マイルス・デイヴィス 「Miles Smiles」

Miles Smiles

マイルス・デイヴィスは、ジャズを知らない人にも名前が知られているジャズの帝王。

一応の代表作というのは一般的には何枚かはあるけれど、活動期間が長く、一度成し遂げたと思ったらもう次のものを求める貪欲さ故に、音楽性がどんどん変化していった人でもあり、音楽の素晴らしさと人気とが必ずしも一致していない。どの時代のマイルスの音楽も一級品で優れた音楽という観点で代表作を挙げるのは実はなかなか難しい。

マイルスはジャズの人というよりは黒人音楽を基盤に様々な可能性を追求した人であることは熱心なファンならよくわかっているところ。

それでも、あえてジャズの世界で傑作を探すとしたら、僕はこのアルバムを挙げる。ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムズを擁した60年代黄金のクインテットの中の4作のスタジオ録音盤のうちのひとつ。

「E.S.P.」は、アコースティック・ジャズの新しい世界を切り開いた傑作。そしてこの「Miles Smiles」は、さらにグループとしての完成度を高めていてテンションも最高潮。トニーの規則正しいシンバルワークを基軸としたスピード感、5人の絡み合い、マイルスとショーターのブロー、柔軟かつスリリングなベースとピアノ。そしてショーター中心で書かれた曲、いずれもが従来のジャズとは異次元のもの。

アコースティック・ジャズの極みだと何度聴いても思う。

これ以降の「Sorcerer」「Nefertiti」も、極みではあるものの、行き着くところまで行ってしまい、その先が見えなくなって下降線に向かいかけているところが垣間見えるのに対し、「Miles Smiles」は上り調子の勢いと完成度が同居してるところが素晴らしい。

聴きやすい音楽ではないので、一度聴いてその凄さはわからないかもしれないし、そもそもムード優先のBGMにはまったく向いていない。

まさに体で感じる音楽でしょう。今もってこれよりハイレベルなジャズは存在しない。いや世界中にあるすべての音楽に広げて考えたとしても、これに比肩する高い音楽性を備えたものはあるかもしれないけれど、これを超える音楽はない。そう断言できる。

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